愛され妹

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『けんちゃん！…ところで2人ともなんで私に？』



ド｢そりゃAが絡まれてるのを助けにいこうとしたら、お前ボコボコにしてるんだし｣




マ｢かっこよかったぜ！オレ目覚めちまった｣




キラキラした目で見つめてくる2人




下手にか弱い系女子出さなくて良かった




とりあえずもう日が暮れてきたので帰りたい



パパは仕事で遅くに帰って来るけど…寝てぇ




『じゃあそろそろ日も暮れるし帰るねぇ、あ！連絡先、教えて欲しいなぁ？』




上目遣いで聞くと悶えるような顔をした後、携帯を取り出した




よし！！！



マ｢帰ったら連絡するわ｣



『うん！ばいばい！』



ド｢いやいや、送ってく｣




『え、でも…』




マ｢いーの！｣




いいの！？




胸がときめきすぎてもう飛び出てきそう




『じゃ、あ…お言葉に甘えて』




マ｢ん！着いてきて｣




そう言って手を引くマイキー




！？小悪魔か？！小悪魔なんか！！？




ファミレスに戻ってきてヘルメットを渡される




『？』




ま、まさか




マ｢乗って｣





神かっっっ




え？いいの？ほんとに？乗るよ？



『えっマイキーとけんちゃん、バイク乗れるの！？』




初めて知ったような白々しい演技




マ｢うん、オレ中学生ダケド｣




あうとで草



『中学生！？私、小6…』




中身ばばぁだけど




ド｢！？、大人びてんな。タメかと思ったわ｣




中身ばばぁだかんね



マ｢ま、なんでも良いよ。早く！｣




なんか怖いけど…いっか




そのままスタコラサッサと送ってもらった(雑)




家に帰ると執事とメイドが待っていた




執｢今日のご帰宅は少々遅めでしたね｣




『うん！遊んでたら遅くなっちゃったぁ！でもね、新しくお友達ができたの！』




そう言えばホワホワとした雰囲気になる




執｢う゛うん！、それは良かったですね。しかし外は危ないのでもう少し早くにご帰宅を｣

『う〜分かったよ！でもパパには内緒ね？』




しーっとポーズをとれば皆目がハートになり、こくりと頷いた




これ便利やな



しばらく経ってパパが帰ってきた




『おかえりぃ！』




いつもの様に抱きつくと少々元気の無い様子のパピー



父｢うん、ただいま｣




『ぱぱ？どうしたの？』



そう聞けば顔をあげて神妙な面持ちで話し始めた





父｢A、Aの兄妹に会ってみないか？｣

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