肆拾漆 ページ48
と、隣からこちらに向かってくる気配を感じる
…童磨だろうな
まったく、1人で泣く時間くらい欲しいぜ
まぁ華ちゃんが来るまでに少しでも優位に立てるようにしてることなんだけどな！
もうお話かなんか知らんが終わったのだろうか
残念ながら私には
｢なんで1人で泣いてるんだよ…｣
｢？！…気付かなかった、、、｣
｢もっと俺を頼れよ…俺はお前がっ…｣
的なのは出来ない
気配で分かっちゃうし
でもここは気付かないフリをさせて貰おう
打算的で何が悪い
あざとくて何が悪いんだ！！！
そのまま膝に顔を埋めて声を押し殺しながら涙を流していると
｢…A｣
来たなｯ
肩を震わせて恐る恐るといったように顔をあげる
居たのは予想通り童磨きゅん
しかしその顔は今日1番というくらい驚いた顔をしていた
『…えっ、あ…これは、その』
しまった、という風に顔を手で覆ってから涙を強引に拭って笑顔をつくる
『…教祖様っ、ぉ、お話は終わったんですか？お疲れ様です』
笑顔をつくったものの涙は溢れてきて、どうしようもない
(というキャラを作る)
『っす、すみませ…』
どこまで泣き続ければ良いんだろうか、と考えるも一向に童磨の反応は無い
…気まずいんだが
なんで何も言わないんや！！！
するとハッとしたように口を開いた
童｢A…？ど、どうしたんだい？何か嫌なことでもあった、？なんでも言っておくれ｣
まぁ予想通り、童磨はなぜ私が泣いているのか分かっていないようだった
しょうがない
『……寂しくてっ、、童磨がさっき来てくれて凄く嬉しかったのに…、すぐどっか行っちゃったから』
これ言っても分かってはくれないんだろうけど
童｢(…？Aは何故泣いているんだろう、寂しいってなんだ？…うーん、Aが来てから考えさせられてばっかりだなぁ)、、そうだったのか！ごめんごめん、俺も寂しかったぜ？｣
扇を口に当てて眉を下げる童磨さん
ぜってぇ思ってねぇだろ
『言ったじゃん、私には嘘つかないでって…』
より一層泣き始めれば困ったようにこちらへ歩み寄ってきた
童｢分かった、分かったから。だからもう泣かないでおくれ。Aが泣く姿は見たくないんだ｣
ね？と焦ったように言う童磨は少しだけ本気で思っているように見えて
嬉しくなった私は顔をあげて童磨にこう告げた
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mini(プロフ) - 大好きな作品です😊ダダ、忍たま乱太郎の愛され見たいです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨書いていただけたら嬉しいです。よろしくですm(*_ _)m (2023年1月10日 19時) (
レス) @page2 id: 337e076822 (このIDを非表示/違反報告)
りある - シマエナガかわゆい♡目潰れるわ(つд⊂)w (2023年1月3日 17時) (レス) @page13 id: b50d18fce3 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こうゆう悪女主で愛されが最高に好きです (2022年8月5日 20時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月5日 20時) (レス) @page38 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 好きですこういう主人公！パピ子さん本当に天才だとおもいます。 (2022年6月6日 16時) (レス) @page34 id: 97f5eb0e61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パピ子
| 作成日時：2021年10月13日 23時
