参拾 ページ31
『うーん、じゃあみんなで一緒に穴掘ろっか』
辺りを見回して良さげな場所を探す
『少し刺激の強いものを見るかもしれない…だから炭治郎達が来たら端の方に避難しててね』
一般人のこの子達には到底見せられる様なものではない
早めに取り掛かろうと地面に手を当てた
っていうかこれスコップとか無いもんなぁ
鬼の首スパスパ斬ってる私が言えたことじゃあ無いけど素手でやるのちょっと勇気いるかも
『あ…華ちゃんは、』
華「っ、」
無視かい
じゃあもうずっとそこで立ってれば良いわ
・
4人もいるおかげか思ったよりも早く沢山の穴が出来た
すっかり伊之助も元気になって運んでいる
一通り埋め終わる頃には、体力を使い切りヘトヘトになってしまった
伊「おい、A太郎!お前大丈夫か?」
しおしおになって項垂れている私を見て聞いてくる
やっさすぃ
『うん…って言いたいところなんだけど、ちょっとキツイかも』
苦笑いしながらも立ち上がろうと地べたに手をつく
と、不意に浮遊感を感じる
『っわ、』
下を見れば浮いている自分の足が
?
伊「なら俺が担いでいってやるよ!なんてったって「親分」だからな!!!」
どうやら伊之助が私を担いでいるようで
…うん、普通はここ胸きゅんポイントだよね
でも流石に俵担ぎは無理だわ
右腕折れてるし…うえ、血出てきそう
善「ちょ、ちょっと!お前!なんちゅーことしてんの!?早く降ろせ!は・や・く!!!」
慌てた善逸が伊之助を揺さぶる
やめて…今はその優しさが辛い…あとめっちゃ頭に響く
『う、うん…分かったから、降ろして…』
結局は炭治郎が私をひょいと抱き下ろし、場は落ち着いた
…結果、伊之助がちょっとだけしょげた
・
その後、正一君を連れて山を降りようとした善逸に炭治郎が手刀をして藤の花の家紋の家へと向かう
でも原作と違って炭治郎が私を姫抱きし、伊之助が善逸を俵担ぎするという美味しい展開となった
『た、炭治郎』
炭「ん?」
ウワッ長男ッッッ
『重くない…?無理しないでね?』
顔を赤く染め、羽織を控えめに掴む
私可愛いなぁ(虚無)
炭「重くなんてないさ!むしろもっと食べた方がいいぞ!」
模範解答すぎた
627人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mini(プロフ) - 大好きな作品です😊ダダ、忍たま乱太郎の愛され見たいです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨書いていただけたら嬉しいです。よろしくですm(*_ _)m (2023年1月10日 19時) (レス) @page2 id: 337e076822 (このIDを非表示/違反報告)
りある - シマエナガかわゆい♡目潰れるわ(つд⊂)w (2023年1月3日 17時) (レス) @page13 id: b50d18fce3 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こうゆう悪女主で愛されが最高に好きです (2022年8月5日 20時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月5日 20時) (レス) @page38 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 好きですこういう主人公!パピ子さん本当に天才だとおもいます。 (2022年6月6日 16時) (レス) @page34 id: 97f5eb0e61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:パピ子 | 作成日時:2021年10月13日 23時