弐拾陸 ページ27
善「あっ、ごめん…尻が」
善逸のアタックで炭治郎達がよろける
そのまま部屋が変わって消えてしまった
善「死ぬ死ぬ死ぬ!死んでしまうぞ、これは死ぬ!!!」
正「てる子!てる子!!!」
騒ぎ立てる2人を何とか鎮める
『落ち着いて!多分鬼の血気術のせいだと思う…気配からしてこの屋敷に鬼は4体、ここからは別れて行動した方がいいね。善逸は…正一君と、私は華ちゃんと行く』
正一君と善逸に言い聞かせるように言えば青い顔をより1層青くして震え出した
善「え゛ッ、そんなの死んじゃうよ!俺が!Aちゃんを守れないぃ!…っそれに、」
私と華ちゃんを交互に見る
あぁ、そういう事か
しょうがない…
『善逸は強いよ、…私を守ろうとしてくれる勇気があるんだもん。だから正一君を守り抜いて、鬼を斬って。大丈夫!善逸ならできるよ!』
そしてそっと耳元で囁く
『私は大丈夫、1番はこの任務を終わらせることだから。…万が一何かあったら慰めてね』
情けなく笑いながらそう言えばうるうるした目でこちらを見つめる善逸
もうひと押しか
『それにこの任務が終わったら、「2人で」一緒に行きたいところがあるんだ!ね?頑張ろう!』
善「本当!?俺、Aちゃんの為に頑張るね!!!」
私の手を握ってから、そのまま正一君を連れてスタコラサッサと奥へ進んでしまった
単純やな〜
…さて、
取り残された私達の間には冷たい空気が流れている
すると華ちゃんが口を開いた
華「Aちゃんは…やっぱり「鬼滅の刃」を知っているの?」
怪しげに聞いてくる
知ってたか
『やっぱ華ちゃんも転生者なんだ〜別にどうでも良いけど』
先程の健気な少女とは打って変わってヘラヘラと笑う
うん、やっぱり悪女に仕立てあげちゃおう
『でも〜私の邪魔はしないでね?はっきり言って目障りだから』
華の肩を掴んで嘲笑いながらも話す
『まぁ、お前如きがなんだって話ではあるんだけど(笑)』
すると華ちゃんは心底軽蔑する様な目を向けてきた
なんだよその目!!!
そんなことしてたら…鬼に喰われちゃうよ?
勢い良く華ちゃんを突き飛ばす
華「えっ、何!?」
まだ事態を理解して無いのか睨んできた
折角助けてあげたのに…
私ってば可哀想
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mini(プロフ) - 大好きな作品です😊ダダ、忍たま乱太郎の愛され見たいです(๑•̀ㅁ•́ฅ✨書いていただけたら嬉しいです。よろしくですm(*_ _)m (2023年1月10日 19時) (レス) @page2 id: 337e076822 (このIDを非表示/違反報告)
りある - シマエナガかわゆい♡目潰れるわ(つд⊂)w (2023年1月3日 17時) (レス) @page13 id: b50d18fce3 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - こうゆう悪女主で愛されが最高に好きです (2022年8月5日 20時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月5日 20時) (レス) @page38 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - 好きですこういう主人公!パピ子さん本当に天才だとおもいます。 (2022年6月6日 16時) (レス) @page34 id: 97f5eb0e61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パピ子 | 作成日時:2021年10月13日 23時