今日も私は愛されるの

弐拾肆 ページ25

炭｢…これからはどんなに些細なことでも良い。俺達を頼ってくれ｣





善｢溜め込みすぎないで…ね？｣






両隣から手を握られる






なんかよく分かんないけど結果オーライ？






『、うん！ありがとう…！』






あ〜、






すっごい気分良いわ






誰かに心配されて、守られて、愛されて






そういうのが大好きなの






だから…誰がなんと言おうと私は他人を蹴落とす





軽蔑されたって良いわ






これが私なんだもの






小さく微笑んで2人の手を握った






・





あれ？






今どういう状況？






鼓屋敷に向かってたんだよね？






…なんで華ちゃんが居るの？






いや、まぁその方が都合良いけど






めんどいなぁ





あのおにぎりを分け合うという名シーンにお邪魔していたらバッタリ





3等分したおにぎりを貪っている時に声をかけられたのだ





幸い食べ終わっていたので演技しやすかったんだけど、ご飯頬張りながら怯える演技は流石にキツい





『っえ、…華ちゃん？』






炭善｢｢！｣｣





サッと2人が私の前に立つ





華｢あ…、Aちゃん｣







そんなこんなで現在







鬼気まずい状況






そんな空気を裂くように鎹鴉の声が響いた






｢カァァ！炭治郎！！駆け足！炭治郎、善逸、A、華 、走れ！共に向かえ、次の場所まで！｣





人数多いな






しかも、やっぱり華ちゃんも一緒かぁ






炭｢急ごう！｣





4人一斉に走り出す





息切れ1つせず着いたのはやはり例の鼓屋敷






華ちゃんだけ遅れて着いてきた






すると茂みから2人の人影






てる子ちゃんと正一君だ






かわいい…






2人とも相当怯えてしまっているのか目が合うだけでガクブルと震え出した







可哀想に…






善｢子供だ…｣






『どうしたのかな…？』





ここからは炭治郎の出番だ





何とか2人を落ち着かせて話を聞く






…さて、そろそろかな？






そう思うと同時に鼓の音が鳴り響いた






『(来た！)』






屋敷から男の人が飛び出てくる






転生補正で得たこの身体能力を使って男の人を抱きとめた






助けられるなら…助けてあげたい！






原作とは違い、地面へ打ち付けられた衝撃が無かったからなのか幾分か症状を良さそうだ






まぁ、瀕死なのは変わりないが

弐拾伍→←弐拾参

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す