悪女？馬鹿馬鹿しいw2

にのじゅさん ページ14

どういう作戦でいくか考える


ジャミジャミかカリム先輩か…


…やりやすいカリム先輩にしよう


早速気持ちを切り替えてカリム先輩の元へ向かう


そして自分の腕を強く殴る()


ｲｯｯｯｯｯｯｯﾀ


…ここまでくるとほんとに性格悪いな


寮に着いて、私を待っていただろうカリム先輩を見つけた


よし


『あ…カリム先輩、ちょっと遅れちゃいました』


すみません、といかにも泣きそうな傷付いたような顔をする


カ｢A？何かあったのか？｣


その言葉を待ってました


『っ、ｸﾞｽｯ…ふっ、うぅ…』


ボロボロと涙を流す


カ｢！？何があったんだ｣


『か、カリム先輩…私っ』


カ｢１回落ち着こう、な！｣


背中を擦りながらナチュラルに人目のつかない部屋まで連れて行ってくれる


スパダリか


『…すみません、落ち着きました』


カ｢大丈夫だ！何があったんだ？｣


『話すと長くなっちゃうんですけど…茉奈ちゃんとカリム先輩って仲良いです、よね？』


カ｢？まぁ、それなりに仲はいいな！｣


『…さっき茉奈ちゃんに要件を聞いたら、何であんたが来るの？話すことなんか無いって言われて…』


カ｢えぇ！？本当か？それ…｣


『信じられませんよね…っでも本当なんです！ずっと、耐えてきて…けどもう我慢できない！…頼れるのは、カリム先輩だけなんです…』


ぎゅっと抱きつけばまだ信じられない様子のカリム先輩はアワアワしてる


…もっと早く信じるかと思ったんだけど


お、落ち着け！と1番慌てている先輩が私の腕を掴む


と、


『いたっ…』


カ｢！ごめんっ大丈夫か！？そんなに力入れたつもり無かったんだが、｣


見せてみろ！と腕を捲ると先程自分でつけた跡がくっきり


だってすげぇ力入れたもん


カ｢これ…今出来た跡じゃ無いよな？…もしかして、茉奈に、やられたのか…？｣


小さく頷く私


『…分からないところに、殴られたり…蹴られたりしてて、治ったらまたやられての繰り返しで…』


信じられないですよね、と諦めたようにポロリと1粒涙を落とす


と、ハッとしたように私を抱き締めた


カ｢ごめん、ごめんなっA…すぐに信じてやれなくて、、、こんなにAは辛い思いしてたのに…これからはオレが守るから…！｣


やっとだよ、と思いながらも上っ面は安心したように涙を零す美少女である


『ありがとう、ございます…』


しばらくの間抱き締め合っていたが




今日すごい泣くなぁなんて虚無ってたAでした

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