悪女？馬鹿馬鹿しいw

にじゅはち ページ29

探し始めて早数分___



レオナ先輩に会える気配がしない！！！



とぼとぼと歩いていると探していた植物を見つけた



この植物めっちゃ良い香りする


なんて思いながらガサガサと2,3本毟った



…ん？この足に纒わり付く感覚…！



尻尾！？


きた感じこれ？絶対そうだわ絶対おじたんの尻尾だよこれ



気付かないふりして




『…ん？何これ…ふわふわ…』



何も知らないので！！！ここぞとばかりに触りまくります！！！



？｢おい、｣



振り向くと横たわってこちらを向いているおじたんがいた



ビンゴーーー！




レ｢お前、俺の睡眠を妨げたな？｣




『えっ…と、すみません？』



レ｢っは、どう落とし前つける？歯の1本く、ら…｣



私の目の前まで来て顎クイというものをしてくるおじたん



が、私の顔を見るなり…なんか固まった



そしてこれを感じ取った私は顔を赤くしておいた



『や、あの…歯は痛いから、別のにしてください』



レ｢お前、例の特待生か？｣



『あ、はい！あとお前じゃなくてAですよ！』



そういうとおじたんは喉をクツクツと鳴らした



レ｢悪かったよ、A。…おい、今日は昼飯ここで食え｣



なんか逆に悲しくなってくる…だって顔だけでお昼誘われちゃうんだよ？まぁ、可愛いのが悪いんだけど！！！



『良いですよ！楽しみにしてます！』



満面の笑みで返す



『っと、もう時間なので行きますね！』



この流れでラギメロにも会えるかな？と呑気な事を考えながらエーデュースの元へ向かった



もう少しで遥先輩も何かしら仕掛けてきそうだし



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唐突に始まるレオナside


ガサガサという音で目が覚めた



折角気持ちよく寝ていた所に…とイラつきながらそいつの足に尻尾を伸ばす


するとそいつは｢ふわふわ…｣なんて呑気な事を言い、俺の尻尾を触っていた



随分と肝が据わってるこった



話しかけるとなんとも曖昧な返答なので近くまで来て顔を見ると



寮長会議で話題となった例の特待生だった



女だったのか、とも思ったがそれは特に重要でもない



顔が…とてつもなく整っていた



少し触れただけで真っ赤になった肌は陶器のようで



しかもこの俺にお前ではなく名前で呼べと言ってきた



おもしれぇ女…←これやってみたかったんです



目の前の女に対して興味が沸いた



…これから楽しくなりそうだ



と走り去っていくAの背中を見て喉を鳴らした

にじゅきゅ→←にじゅなな

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