Protect you (ページ9)

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第8話ページ9

「おついちさんお手柔らかにね」

もう2人分動いたから正直勝てる気がしない

私は刀を待ち直し構えた。

お「ごめんけど俺負けたくないから本気で行くよっっっっ！」

そう言うとおつ兄は真っ直ぐ私の方へ走ってきて刀を振りかざした。

「っ！！！！」

ｶｷﾝｯｯ

私は間一髪でおつ兄の攻撃を刀で受け止め、後ろに下がった。

お「さすがあいつらの妹だわ。瞬発力半端ないねぇ。」

「弟兄達だけじゃない、おつ兄からも学んでるからね。」

私はにこっと笑いながらおつ兄にそう言った。

お「ふふ、そんな余裕ぶっこいてるとおついちさんに食べられちゃうよ。」

おつ兄は怪しげに笑うと一瞬で私の後ろに来た。

「へっ！？」

数多の戦場を経験してきた私でも反応できない程のスピードで。

ｸﾞｲｯ

「うわっっっ！！！」

急に腕を引かれたかと思うとおつ兄が私を床に押し倒した。

「お、おつ兄！？！？！！」

お「ほら、Aちゃんの負けだよ。」

そう言っておつ兄は私の上でにやりと笑った。

弟「……もー！！おついちさんAから離れて！！！！」

その様子を見ていた弟兄が怒りながら私達の方にきて私とおつ兄を離した。

兄「ばかおついち、俺らの妹に無許可で触んな。」

お兄ちゃんも私達に近づいてきてバシッとおつ兄を叩いた

お「いったぁ！！！Aちゃんが僕みたいな悪い男に捕まっちゃうかもでしょ？だから訓練訓練！！！！」

弟「俺らが守るからいーの！！！」

「確かにあぁやって押し倒されると手も足も出ないな…。気をつけるね！」

おつ兄との手合わせを思い出して1人反省会をした。

兄＆弟＆お(((やっぱ気づかねぇかぁ…。)))

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

1人反省会をしているとおつ兄のスマホのアラームが鳴った。

お「おっ、もうこんな時間か。ほら準備して仕事いくよ。」

「はーい。」

弟「はーい！」

兄「ほーい。」

おつ兄の合図で私達は仕事へ行く準備を始めた。