Protect you (ページ12)

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第11話ページ12

お「兄者くん、ここで車止めて。」

家からしばらく車に揺られていると森の中でおつ兄が車を止めてと言ってきた。

お「ここからは歩いていこう。下調べはちゃんとしてきたから。」

おつ兄は真っ先に車を降りて歩き始めた。

弟「A、今回も約束な。絶対けがしないこと。」

コソッと弟兄が私に近づいてきて、小指を立ててきた。

「うん、絶対けがしない。約束ね弟兄。」

私も弟兄の小指に自分の小指を絡めて約束をした。

兄「弟者〜、お前もだぞ〜。」

お「弟者くんはすぐ突っ走ってくんだから。いつもけがばっかりだし。」

弟「ゔっっっ……、気をつけまぁす…。」

弟兄はしゅんっとなった。

お「はい、ここから入って。必ず3人で行動してね。」

車から少し離れたところの敵のアジトの隠し通路みたいな所についた。

ここでおつ兄とはお別れ。私達3人で中の敵を一掃する。

「うん、おつ兄も気をつけてね。」

私はおつ兄の方を1回みてそう言ったあと弟兄とお兄ちゃんと一緒にアジトへ侵入した。

お「ありがとう。」

ボソッと言ったおつ兄の声が最後に聞こえた気がした。