先生と私【3年A組】#4

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今日は先生達が一颯先生からの課題をやるのか…。



柊『景山澪奈のフェイク動画をベルムズに依頼をしたhunterは今夜8時までに名乗り出てください
名乗り出なかった場合、教室を爆破します』




その言葉に教室内はざわざわし始めた。
私もゆっくり伏せていた顔を上げると
眼鏡をかけていない先生と目が合う。




市『何言ってんだ!』

柊『生徒の命は、教師のみなさんにかかっています
良い知らせを待ってますよ、では』



そして先生は通話を終わらせた



さ『今のどういう事ですか?』

『教室…爆破させるんだ…』

柊『……言った通りだ
hunterなる人物が名乗り出なければ教室を爆破する』

石『俺達はもちろん避難…できるんだよな?』

柊『……』

兵『……っ…何黙ってんだよ!
俺達手組んだんじゃねえのかよ!?』

柊『勘違いするなよ
お前達と仲間になったつもりはない
俺がお前達に協力を求めたのは真実を暴くために命を差し出してほしい
そういう意味だ』



先生の言葉を聞いた何人かがスマホに手を伸ばした……が…




柊『はい、ケータイストップ』




先生は爆弾のリモコンに指を近づけた。




柊『やっぱり携帯持たせておくのは危険だな
これから鞄と携帯を回収する』




立てこもり初日と同じように
白い袋を持ってみんなへと近づく。




柊『春』

『ぁ…』




先生が言っていることが何となくわかった。
先生と同じ袋を持って廊下側のさくらから鞄とスマホを回収する。




柊『さすが、よく分かってんな
…何か懐かしいな
はい、ラスト』

甲『俺達を殺すつもりはねえんだろ?』

柊『残念だが俺は目的を果たすためなら容赦はしない』

逢『じゃあ僕達は先生の誰かが犯人だと名乗り出なければ死ぬって事ですか?』

柊『ピンポ〜ン!
流石"元"内通者、話が分かる』




元内通者?




『先生、逢沢くんはもう内通者じゃないって事ですか?』

柊『逢沢が内通者ってみんなは知ってるし、
それに逢沢の役目はもう終わってる』

柊『とはいえ、このまま何もしないで首を洗って待ってるだけ…っていうのも可哀想だな
じゃあお前ら、先生を説得してみるか?
生徒が必死に命乞いをすれば犯人の心が揺らぐかもしれない』

石『っ…ふざけんなよ…』




石倉くんや兵頭くんが今にも殴りかかりそうな目で睨みつけているけど、先生はそれを気にもしないで今まで外していた眼鏡を掛け直した




柊『いいか、うわべだけで物事を見るな
本質から目を背けるな
…Let’s think.』

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