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〜*回想*〜
｢渡海春瑚ちゃん?｣
『………』
澪奈との約束の日。
校門を出ると知らない男の人に話しかけられる。
が、無視をして歩き出す。
｢おいおい、無視すんなって
櫻井春瑚ちゃん?｣
櫻井と呼ばれて身体が硬直した。
違う、私は渡海春瑚…
櫻井なんて知らない…
『!!
違う……人違いです』
｢違わなくないでしょーよ
おら、こっちに来い!!｣
『っや!!
離して!!』
男に腕を掴まれ、引っ張られる。
振り解こうにも全然ビクともしなくて
近くに停めていたと見られる黒いワンボックスカーから大人数の男が出てきて…
私はその車の中に押し込められ、薬を嗅がされて気を失った。
目を覚ますと倉庫みたいなところで
周りには今誰もいなくて…
とにかく誰かに連絡しなきゃと思って
先生への通話ボタンを押したその時だった。
ｶﾞﾝｯ!!
『ひっ……』
思わず電話をそのまま制服のポケットにしまってしまった。
｢連れて来ましたよ、貴志さん!!｣
貴『おう
………傷が無けりゃもっと良かったんだけどな』
そう言って貴志という男は
顎を掴み、自分へと引き寄せて
私の顔を覗き込む。
『っ………』
貴『コレ、お前だろ?』
貴志の手には数枚の写真。
服を纏ってない女の子の写真。
顔を見て私は遠い過去を思い出した。
初めて死んでしまいたいと思った時だった。
幼稚園を卒園間近…
父親と母親にある部屋に閉じ込められて
出してと泣いていると…知らない大人が5人
服を脱がせて、写真を撮って……
そして好き勝手して……
そんな気持ち悪い過去……何で…。
『な……んで……そんなの…』
貴『ん?ベルムズ舐めんなよ?
君のパパとママからお金もらって
君の事襲った男達から貰ったんだよ…
君のパパとママ鬼畜だよなぁ…
金も権力もある癖に…実の娘を…しかも5〜6歳の君を襲わせるなんて…
君どんだけ嫌われてたの』
『………そんな人達知らない
私には関係ない…私は櫻井春瑚じゃない
渡海春瑚だ…』
貴『ふっ』
『えっ………』
一瞬のことで何も反応ができなくて
貴志に押し倒されていた。
そして複数の男共が群がる。
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櫻宮みゆ(プロフ) - 海さん» お、重いですよね、自分でも思います笑 幸せな気持ちになれるよう、最後まで頑張りますので引き続きよろしくお願いします。 (2019年4月3日 22時) (
レス) id: 84bf1856eb (このIDを非表示/違反報告)
海 - 春ちゃんの過去が重すぎて、でもだからこそ柊一颯との関係がなりたってると思ったら……ただ、これから、春ちゃんはどうなるんだろうとドキドキハラハラして見てます。いつも楽しみにしてます。お体に気をつけて更新頑張ってください。ずっと応援してます。 (2019年4月3日 0時) (レス) id: be3baba71f (このIDを非表示/違反報告)
彩 - 柊先生との関係にドキドキしながら読んでます。 (2019年3月28日 11時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
海 - 応援してます。更新頑張って下さい！楽しみです！ (2019年3月26日 18時) (レス) id: be3baba71f (このIDを非表示/違反報告)
三波碧です。(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張ってください！ (2019年3月24日 23時) (レス) id: 84994bf844 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻宮みゆ | 作成日時：2019年3月23日 6時
