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ページ42

*Ibuki Hiiragi side*


予想通り、甲斐は俺に勝負を挑んできた。
そしてこれまた予想通りに涙を浮かべながら
春が俺のことを止める。
多分、俺の今の状態が良くない事がすぐわかってしまったんだと思う。
でも、これはやらなきゃならない事だ。




柊『………真壁!!』

翔『!!………はい…』

柊『春のこと抑えておけ』

『先生っ!!』

翔『………春、こっちに来て』




泣きながら真壁に腕を引かれる春を見て苦しくなるが、
今はまだやらなければならない…。
ポケットの中からスマホを取り出し、
郡司さんに電話をかけ、通話状態のまま
ポケットに戻した。

郡『...柊だ………はい…』



柊『お前に勝ってフェイク動画の黒幕を暴いてやる』



郡『??』





そして始まった。
俺と甲斐との戦いが…。
蹴りが直撃して甲斐は机に突撃した。




柊『攻撃のリズムがいいねぇ
さすが"ダンス経験者"』

甲『馬鹿にすんじゃねえ!!』

柊『筋はいいがまだまだ青いなぁ』

甲『うっ!!』

柊『お前が起こした傷害事件、あれは元々お前が景山を使って"金"を稼ごうとした事がきっかけなんだよな?
そして……春も使って金を上乗せされた…
まあ、それはお前はそんなことになってることも知らずに、無意識に情報提供したんだろうけどな』




その言葉に春は顔を傾け、考えていた。
…………ああ……春…ごめん…
また泣かせてしまう…。




香『………どういう事?』

翔『春…甲斐に何かされたのか!?』

『えっ?
…………学校以外の事は……特に…無いと思うけど…』

さ『何も心当たりないの?』

『…………』

柊『金に困ってたんだよな?
お前の母親は脊髄をやられて介護生活を余儀なくされた
で、お前はダンスをやめて働かなきゃいけなくなった』

石『何だよ、それ…』

甲『ごちゃごちゃうるせぇんだよ!!』



俺は甲斐の攻撃を全て止め、
甲斐に膝蹴りをおみまいした。




甲『うっ!!』

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櫻宮みゆ(プロフ) - 海さん» お、重いですよね、自分でも思います笑 幸せな気持ちになれるよう、最後まで頑張りますので引き続きよろしくお願いします。 (2019年4月3日 22時) (レス) id: 84bf1856eb (このIDを非表示/違反報告)
- 春ちゃんの過去が重すぎて、でもだからこそ柊一颯との関係がなりたってると思ったら……ただ、これから、春ちゃんはどうなるんだろうとドキドキハラハラして見てます。いつも楽しみにしてます。お体に気をつけて更新頑張ってください。ずっと応援してます。 (2019年4月3日 0時) (レス) id: be3baba71f (このIDを非表示/違反報告)
- 柊先生との関係にドキドキしながら読んでます。 (2019年3月28日 11時) (レス) id: ed5c94d402 (このIDを非表示/違反報告)
- 応援してます。更新頑張って下さい!楽しみです! (2019年3月26日 18時) (レス) id: be3baba71f (このIDを非表示/違反報告)
三波碧です。(プロフ) - この作品大好きです!更新頑張ってください! (2019年3月24日 23時) (レス) id: 84994bf844 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:櫻宮みゆ | 作成日時:2019年3月23日 6時

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