先生と私【3年A組】#2

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*Kakeru Makabe side*


〜*回想*〜


「景山澪奈ってまだ居る?」

生徒「知らないです…」

「おいおいおい…!」



花『あれが澪奈のファン?』

澪『最近ずっと付きまとわれてて…』

翔『裏門から帰ろう
大丈夫、俺達が守る』



*


*




花『3人で全国大会、行こう!!』
カンパ〜イ!』

翔『カンパ〜イ!』

花・澪『あははっ…』

翔『でも俺は無理だよ
景山は間違いないだろうけど』

花『何で戦う前から弱気なの?
こいつ小学校の頃からこんな性格でさ
要はヘタレなんだよ、ヘタレ』

澪『ふふっ』

翔『身の程をわきまえてるだけだから』

花『ふ〜ん、そうかな?』



*




*




「お〜い!!
いやいや…
ちょちょ…待て、待てって…
お前さ景山澪奈と付き合ってんの?｣

翔『あっ、いや…あの、ただのクラスメートです』

｢おうおう…｣

｢しらばっくれてんじゃねえぞ｣

翔『本当です!!
俺……好きな人いるんで………うっ!!』

*


*



花『翔が澪奈の彼氏と勘違いされて、澪奈に付きまとってた奴らに捕まって…』

花『早く!!
翔?』

澪『翔!ねぇ、翔!!』

花『しっかりして!翔!』

澪『翔!翔!!』

花『ねぇ…!?』


*




*




pi……pi……pi……
『……もしもし、東城医大ですか?
魁皇高校前で生徒が暴行されて気を失っています…
はい……名前は真壁翔…付き添いは景山澪奈と熊沢花恋……はい…すぐお願いします…』






花『え?救急車?
澪奈呼んだ?』

澪『え、ううん……先生……ではないよね』








景山を付きまとってる奴らにボッコボコに殴られた日に俺は…救急車で東城医大に運ばれていた。









花『大丈夫?』

翔『大丈夫なわけないだろ
もう泳げないんだから』

花『翔…』

翔『出てってくれ
出てけよ!!』



花恋が出てって、すぐにドアが開いたもんだから
花恋が戻って来たと思ってフルーツバスケットを投げたら



翔『しつこいんだよ!!』

さ『がっ…痛ったぁ…』

翔『あっ…』




まさかの茅野…



さ『あ〜…
授業のノートとプリント』

翔『……ありがとう』

さ『じゃあこれで……』

翔『あの…本当…ごめん』

さ『あぁ…いえ
あ…あの…景山さんを守ってくれてありがとう』

翔『えっ?』




意外すぎる言葉で驚いた…。
まあ、俺にとって春と同じくらいに
景山は大事だから……。

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