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第10話 物語の始まり ページ10
イタリアから帰って２週間が経った。
俺はいつもの日常に戻り、来年に控えた兵役に向けて、仕事はいつも以上にフルスロットルでやっていた。
やっぱり連絡はないか··· 来るわけないか···
シャワーを浴び、iPhoneを手に取ると、知らないIDからのメッセージが届いていた。
Aだ!!
いつもなら知らないIDからのメッセージを開けることは絶対にない。
でも、なぜかこのメッセージはAからだと確信していた。
俺は躊躇せずに、そのメッセージを開いた。
＜ レポート提出が続いて、連絡が遅くなりました。ごめんなさい。
無事に帰国されましたか？ ＞
時差は７時間だったか··· 今は夕方か？
俺はすぐに返信した。
＜ 連絡ありがとう ＞
こうして俺のあいつの長い物語が始まった···
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作者名：Miyu | 作成日時：2020年9月24日 11時
