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第47話 切れる糸 ページ47
あの頃の俺は、ライブ後のステージに彼女を呼んで、彼女のためだけに歌ってプロポーズするのが理想の１つだった。
でも、それはAからすれば、ファンにとって興ざめなことをするということで、Aがどれだけ東方神起・チャンミンとファンの絆を大事にしてくれたか、今になって思い知るなんて…
「ねぇ、オッパ!! オッパったら!」
「ん…あぁ…何？」
「東京ドームのコンサートって、すごいのね!♪
赤く光る客席がとてもキレイだったの♪」
「あぁ、そうだね…」
「でも、ファンの人達ってホントに健気ね」
「健気？」
「だって、あんなに一生懸命応援しても、オッパは私のものなのに♪」
「・・・(愕然)」
・・・ プツン ・・・
俺の中で、何かの糸が切れる音がした…
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作者名：Miyu | 作成日時：2020年9月24日 11時
