紫陽花物語～絆・Changmin ～第３章 (ページ27)

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第127話　公表の仕方ページ27

「Aとハルには申し訳ないんだけどさ…」

「何ですか？」

「何？」

「俺が結婚することは、公表しないといけないんだ…」

「・・・」

「ん～、まぁ、それはそうだろうね」

「ハルのことなんだけど…」

「「？？」」

「ハルが俺の子だってことも、公表するのは、ダメかな？」

「はぁ?!! 子供がいる人と再婚するってだけでいいじゃん。!

何で、隠し子がいたって、わざわざ公表するんだよ!!(怒)」

「隠し子じゃない!! ハルは、正真正銘俺の子だぞ!!!」

「だったら、余計にいろいろ勘繰られるじゃん!!

僕、嫌だよ!! パパラッチに付きまとわれるのは!!!(怒)」

「Aとハルの名前やプライバシーは一切公表しないし、俺がそんなことさせない!!!」

熱を増す俺とハルの言い合いを冷ますように、Aが間に入った。

「チャンミンさん…」

「何?!!」

「ハルをチャンミンさんの実の子だと公表すれば、いくらチャンミンさんが手を尽くしても、マスコミはハルのところに行くと思うんです。

私は、それは絶対に避けたいんです」

「・・・」

Aは、俺を愛してくれている… それは、間違いない。

でも、今のAは、もしハルの日常が壊れることになったら、迷わずハルを守るために全力を尽くすだろう。

たとえ、それが俺と別れることになるとしても…