紫陽花物語～絆・Changmin ～第３章 (ページ20)

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第120話　悩み解消ページ20

「・・・迷ってるってことはさ、受けたいって気持ちもあるんだろ？」

「えぇ、まぁ…」

「どうして？」

「企画展も任せてくれるって言うし…」

「言うし？」

「ハルがどこの大学に行くかわからないけど、将来は日本に戻りたいから、日本に拠点を作っておくのはいいかなと思って…」

「あのさ、A」

「はい」

「これが解決策になるかはわからないけど…」

「何ですか？」

「俺、東京にマンション買おうかと思ってるんだ」

「はい？(驚) それって、今私が日本にって言ったから…とか？」

「それは違うよ(笑) １年の半分は日本にいるから、前からずっと考えてたんだ。

いい物件を見つけたりしたときもあったんだけど、最後の踏ん切りがつかなくて、ズルズルしちゃっててさ(苦笑)」

「・・・」

「Aも日本にいるなら、決めようと思うんだけど、どうかな？」

「どうかなって急に言われても…」

「将来日本にいるつもりなら、ハルも日本での実家があった方がいいだろ？

俺もAも、日本での家もちゃんとあった方が、仕事も腰を据えてできると思うし」

「それはまぁ… そうですね…(考)」

「じゃあ、決めていいかな？」

「チャンミンさんがいいなら…」

「よし!! じゃあ、早速、業者に連絡するぞ♪」

「チャンミンさん…くれぐれも無理しないでくださいね」

「大丈夫だよ(笑) 大きい買い物だからさ、今まで充分考えたんだ。

あ～、これで５年の悩みに終止符が打てる♪」

「５年も考えてたんですか？(驚)」

「ん?! ん、ん～、まぁ～ね…(恥)」