最初から【辰】 ページ12
辰「あー…クソムカつく…」
意味わかんねえ。
俺様は、ビルの屋上に居た。
そして、今はただ道を歩いている。
まさか、あんな早い段階で、大切なものを2つも失うなんてな。
今も、思い出す。
「あのねー、人は守る物がないと、最後まで戦う事は出来ないんだよ」
巳「兄さんの守る物ってなんだろうね」
あの2人の言葉を。
剛保は、不注意な発言により、卯に殺された。
Aは、俺様が殺されそうになったのを、庇って卯に殺された。
剛保が死んだ時、俺は悲しくて仕方が無くて、身体のどこか一部が無くなってしまったような感覚に襲われた。
それでも、Aは挫けなくて、ずっと俺のそばに居て、励ましてくれた。
笑顔で、支えて…
「長幸くん…あのね、これから、私を見つけたら…容赦なく、殺すんだよ」
卯との1体1の際の、あいつの最後の言葉。
くだらねぇ。
女に守られるなんて
守りたかったのは、俺様なのに。
俺様の守りたかった物、
それは、守りたかった者。
紛いも無い、
懐かしい声が聞こえた気がした。
「長幸くん…やっと…また一緒だね」
巳「兄さんは独りじゃダメだからな！」
辰「…あぁ、そうだな」
目の前には、2体の何処か見覚えがある死体。
辰「そうか」
その時、今最高に会いたくない、最悪な奴の声が聞こえた。
確かに、聞こえた。
卯「異常に殺す…『卯』…ねぇ、ドラゴンくん…良かったねぇ、皆で僕のお友達になれるなんて」
確かに聞こえたその声のすぐ後、
俺様の体は２つに別れた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
明る目が多かったので、ちょっと興味本位で暗いのも作ってみました…←
夢主様、何者←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えれらいん(プロフ) - イモコさん» 了解です！！ (2017年11月19日 23時) (
レス) id: 0fee544aee (このIDを非表示/違反報告)
イモコ - はじめまして！のいきなりで申し訳ないのですが、卯の溺愛などリクエストしてもよろしいでしょうか。なにとぞ！お願いしたい！ (2017年11月16日 16時) (レス) id: bdaa31d24c (このIDを非表示/違反報告)
舞歌☆(プロフ) - リクエスト応えてくださってありがとうございました！とっても微笑ましくて読んでて楽しかったです！ (2017年11月16日 0時) (レス) id: fae31f8c14 (このIDを非表示/違反報告)
ルキ - 子で日常系お願いします！ (2017年11月14日 8時) (レス) id: 1cf6b3cd0a (このIDを非表示/違反報告)
ラルハ - 書いていただきありがとうございました！やっぱり断罪兄弟っていいですよね！私も心配されたい、看病されたい！いいのが思いついたらまたリクエストさせていただきます！！ (2017年11月14日 0時) (レス) id: bfff5ef83f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
