大嫌い43 ページ43
エース「落ち着きましたか?」
『うん、ありがとう』
お互い体を離すと、エースは私の顔を見るなり
吹き出し、笑い出した。
エース「ｱﾊﾊｯ!
Aさんの目ぇ真っ赤すぎっしょ!!」
『ぬあっ!?
弱ってるレディに向かって酷いよ!!』
すると、エースは笑いながら私の頭にポンッと手を乗せて
わしゃわしゃとかき出した。
そして、突然優しい笑みを見せてきた。
エース「いつも通りのAさんだ。
そっちが好きです」
『へ...//』
エース「え、あ!//
好きって、そういう好きじゃ...!
あ"〜!!一旦黙れ俺!!」
ポコスカと自分自身を叩くエースを見ていたら
何だか笑えてきた。
それにつられてエースも笑い始めた。
それから暫く、空を見上げてぼーっとしていたら
エースが、あー、と声を上げた。
エース「えっと、今日は自分の部屋
戻りたくない...すよね」
オクタヴィネル寮。
自分の部屋に戻る＝アズールに遭遇する可能性がある。
今日のこともあり、彼は気にかけてそう言ってくれたのだろう。
正直いえば、今だけはオクタヴィネルの人とは会いたくない。だから戻りたくない。
でも、オクタヴィネル寮以外に私が寝れそうな場所も無いし
結局は戻るしかないのだろう。
エース「あの、えっと...Aさんが嫌じゃないなら
今日はハーツラビュル寮に来ますか」
『え?でも』
エース「リドル寮長には俺から言っときます。
だから、今日は...えっと、そう!
気晴らしに一日中トランプでもしましょ!」
特に返事もなく、真っ赤になって話をするエースをただ見つめていたら、
ダメっすか?と首を傾げてきた。
私なんかの為に、ここまで気を使わせちゃっているのに
どこか嬉しさを感じた。
『ううん、ダメじゃないよ!
じゃあお言葉に甘えようかな』
エース「ホントっすか!!
っしゃ!俺、大富豪得意っすから!!」
嬉しそうに喜ぶ彼を見てるだけで、私は癒される。
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紫苑(プロフ) - 大嫌いって言われたところ、悲しさからくるものかもしれないけどスクロールする手がゾクゾクってしました。最高です、ありがとうごじゃいざますた (12月30日 21時) (
レス) @page46 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
煩悩パラディオン - アズールが涙目になるところでニヤニヤしてもたw←キモい マジで面白くて最高っす！ボクもこういう小説書けるように頑張ろうって思ったり……(暗黒微笑)アズール天最高！ (2022年9月5日 0時) (レス) @page38 id: 1a516b5265 (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - コメント失礼します。作品読ませていただきました。とっても素敵でした。いきなりで申し訳ないのですが、27話でできたふきだしみたいな感じのをどうやって出すのかがわからなくて教えてよければいただきたいです。長文失礼しました。 (2022年1月6日 21時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年11月9日 17時) (レス) @page44 id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
そーだだお - アズールが大嫌いってるとこ見た途端自分に言われてるみたいで泣きかけてしまった... (2021年11月9日 0時) (レス) @page40 id: b62b3a7923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めかぶ | 作成日時：2021年10月30日 15時
