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大嫌い27 ページ27

お昼休み




エース食堂の入口で待ってまーす




メールを見ると、エースくんからそうメッセが来ていた。


朝の時に連絡先交換しててよかった。


わかったよー、と返事をして早速エースくんのいる場所へ向かおうとした。







??「これはこれは、奇遇ですね」





教室から出てすぐ目の前に、見覚えのある姿が目に映った。


なんだよジェイド、全然機嫌悪くないじゃんかこの男。







『何?アズール。

私これから約束があるの』






アズール「なるほどそうですか。

それでは僕がお送りしましょう」






アズールは気持ち悪い営業スマイルを私に向けて

隣に来るものだから、彼から少し距離をとった。



私にも営業スマイルを向けてくるなんて、なんだかすっごい距離が遠くなった気がする。



そんな寂しい気持ちを胸にしまい込み、1人で食堂へ向かおうとする。









__グイッ!






すると、自分がスルーされたのが気に触ったのか

アズールに思い切り腕を引っ張られ、体が彼の体に倒れ込んだ。



ちょっと何するのよ!!、こう言ってやろうと

彼を睨みつけようとすると頬を思い切り掴まれ、無理やり顔を向かい合わせてきた。








アズール「契約違反のイソギンチャクと随分仲が良さそうでしたねぇ?」





『...私が誰と仲良くなろうが、私の勝手____』






アズール「ダメに決まってんだろ」







グイッとさらに頬を掴む手に力が入り

さらには顔がさらに近づき、彼の頬やおでこに血管が浮き出てキレていることが嫌なほど見えてしまう。


そして同時にこう思った。







この人は本当にアズールなのかと。



目の前にいるのは、アズールなんかではなく

私のことを捕食しようとする肉食動物のような感じで。


震えて欲しくないのに、体の震えが止まらない。







『アズ...ッ』







アズール「ッ..!?」







我に返ったのか、彼は私の頬から素早く手を離し

先程の顔が嘘かのように戸惑いの顔を見せた。



そんなアズールが怖くなり、私は彼に背を向けて食堂へ一目散に走った。

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紫苑(プロフ) - 大嫌いって言われたところ、悲しさからくるものかもしれないけどスクロールする手がゾクゾクってしました。最高です、ありがとうごじゃいざますた (12月30日 21時) (レス) @page46 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
煩悩パラディオン - アズールが涙目になるところでニヤニヤしてもたw←キモい マジで面白くて最高っす!ボクもこういう小説書けるように頑張ろうって思ったり……(暗黒微笑)アズール天最高! (2022年9月5日 0時) (レス) @page38 id: 1a516b5265 (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - コメント失礼します。作品読ませていただきました。とっても素敵でした。いきなりで申し訳ないのですが、27話でできたふきだしみたいな感じのをどうやって出すのかがわからなくて教えてよければいただきたいです。長文失礼しました。 (2022年1月6日 21時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 久しぶりに更新されてて飛んだ……らびゅ……← (2021年11月9日 17時) (レス) @page44 id: f3622d769a (このIDを非表示/違反報告)
そーだだお - アズールが大嫌いってるとこ見た途端自分に言われてるみたいで泣きかけてしまった... (2021年11月9日 0時) (レス) @page40 id: b62b3a7923 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めかぶ | 作成日時:2021年10月30日 15時

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