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ページ22

『あ、賢治くん!この人たち窓から棄てて〜』


「分かりました!」


賢治くんが窓からポーイポイと襲撃者を投げていると敦くんが今度は青ざめていた。



『敦くん大丈夫?』

「A、ちゃん……、あれ、今のマフィアの襲撃は……?ナントモナイノ?」

そう聞く敦くんに国木田くんが

「何ともないわけなかろう!!
これだから襲撃は厭なのだ。備品の始末に再購入、どうせ階下からの苦情も来る。業務予定がまた狂う……」

と答える。

『もう何時もの事だけどね〜

菓子折り持って謝罪周りするの次国木田くんの番だから、忘れないでね。』


私と国木田くんがゴチャゴチャやっていると
敦くんが肩を震わせて……震わせて??


『敦くん……泣いてる?』

「泣いてません」

「泣いてないのか」

「泣いてません」

『泣いてる?』

「泣いてます!!」


敦くん泣いてるけどなんだか嬉しそう。
よくわかんないけど、善かったね……?


『よーしよーしいい子だぞ〜』

大きな目をうるうるさせる敦くんを撫で回す。

「Aちゃん、、やめっ!!」

『止めない〜』

「早く片付けを手伝わんか!!!」
国木田くん、ごめん……





.






片付けを始めて早数時間。完璧に元通りとは行かないが、大分綺麗になった。あとは他の社員さんに任せて大丈夫だろう。


『じゃあ敦くんは、私とお仕事行こうか!』

「え?片付けは……?」

『もう大分綺麗になったし大丈夫です!』


え?え?と挙動不審になる敦くんを半ば無理矢理引っ張って連れていく。

不安そうにする敦くんに、国木田くんが



「小僧。Aに与えられる依頼の殆どは一般市民から受けたものだ。軍警などの依頼の時とはやり方が大きく異なる。

余り認めたくないが、Aは仕事の進め方も後処理もケアも上手い。ちゃんと見ておけ。」



と告げる。国木田くんに褒められることなんてあんまりないから素直に嬉しい。



私たちは探偵社を出て、一度準備のために私の家へ帰る。





『うーん、治くん用の服は大きいよね、かといって賢治くんのは小さいし……乱歩さん用のにしようか。敦くん細いから多分大丈夫!

私はこのドレス着るから、着替えて下で集合ね。

それからこのスーツケースとボストンバック一個ずつもってね〜』


敦くんはその重いカバンとオシャレなスーツにと首を傾げていた。



敦くん、カジノに行くって云ったら驚きそうだな……とか思いながら、わたしもドレスを着たり、髪のセットなど準備を急いだ。

〇→←襲撃と、闇ギヤンブル


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  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ


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作者名:ももも | 作成日時:2021年8月23日 5時

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