これからも一緒に(∞)2 (ページ7)

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あの日から1週間。

昼間、仕事をしている最中に上司に呼び出されて言われた言葉を早く伝えたくて、珍しく章大に自分から電話した。

もちろん仕事中の章大が出るはずはなくて。

1度携帯を机に置いたけど、そこからも早く伝えたくて、震えてもいない携帯のホーム画面を何度も確認して電話を待つ。

♪～～～

「もしもし！！」

「ビックリした！まだ呼出音もなってないで？！」

「電話まっててん！！」

「どうしたん急に」

「決まった！！」

「何が？」

「転勤！！」

「どこに？！」

「神奈川！」

「東京ちゃうやん！笑
そのテンションやったら東京と思うやん！笑」

「でも隣やよ？！今よりは絶対行きやすいやん！」

「家はどこにするん？」

「んー、うちの支店が横浜にあるから。
章大の家と会社の間くらいにある川崎にしようかなぁって思ってる。」

「そっかー。

なぁ。」

「ん？」

「この機会に一緒に住む？？」

「･････。ん？」

「やから、一緒に住もかって。」

「そんなんバレたらどうするのん？！」

「A一般人やし、一緒に帰らへんかったらバレへんと思うけどなぁ。」

「･･･それでも今はまだその時やないと思う。他のメンバーの人とも大倉さん以外は最初に会ってから会ってないし、もっとちゃんと認めてもらってから一緒に暮らしたい。
もちろんそれまでにめっちゃ時間かかるのはわかってるよ？
でもそれまでうちは待ってるし、章大とずっと一緒にいるから」

「そんなんいつになるかわからんで？
うちの事務所はなし崩しにある程度進めんと、相談したら絶対無理って言われるに決まってんねん。
俺もまだ先になるけど自分の子供だって欲しいし、Aだってその事でいうとずっと待っとける訳じゃないやろ？」

言葉が返せなかった。

章大をアイドルとしても男性としても支えて行きたい。

でも章大の言ってる事も正しくて。

どうしていいかわからず沈黙が流れる。

「A？もっと俺に任せてくれへんかな？
俺の事大事にしてくれてるのはすごく伝わってくるけど、俺と一緒にいたいっていう感情もっとだしてもいいんちゃう？」

そう言われてもやっぱり何も返せなくて。

「まぁまた考えといて？」

そう言われて電話が切れた。