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走って向かう私。
「章大、何してるん？！」
「いや、そら
お母さん来るんやから玄関で待つのが礼儀やろー」
天然なの？！
礼儀正しすぎるの？！
あーもぅ！！
母「A？」
気づけばお母さんはもう後ろにいて。
「とりあえず入ろ！！」
そう言ってほぼ押し込む形で家に入る。
「あ、どうぞ上がってください」
そう章大が促す。
母「すみません。お邪魔しますー」
そう言ってリビングに行く。
すると相変わらず尻尾を振りながら駆け寄ってきて、お母さんをみて少し尻尾を下げて後ずさるフラちゃん。
母「あら、かわいい。大丈夫よ？おいで？」
そう言いながら近づくことなくその場に座り込み手の甲を向ける。
その後はもう撫でてコールがすごいフラちゃん。
母「んー、可愛いねぇ。元気やねぇ」
「お母さんAそっくりやな笑」
私の動物好きは親譲りやもん笑
いい所で切り上げてみんなでソファに腰掛ける。
「お兄さん、昨日ありがとうございました。
お母さん、申し遅れました。
Aさんとお付き合いさせてもらってる安田章大と申します。
ご挨拶遅れましてすみません。」
母「いえいえ、わざわざご挨拶ありがとうございます。
A？？
もしかしてこの人芸能人？？
お母さん見た事あるんやけど。」
「あ、はい。今関ジャニ∞というグループで活動させてもらってます」
母「え？！村上さんの所の？！」
「あ、はい笑」
母「そうなんですねぇ。それならすごくおいそがしいでしょう？？
すみませんお時間取らせてしまって」
「いえいえ！そんな！
同棲にあたってご挨拶だけでもさせて頂こうと思いまして。」
母「わざわざすみません。
こちらこそお邪魔させてもらって大丈夫ですか？」
「僕から一緒に住もうってお話したんです。
今は難しいですが。
将来、いつになるかわからないですが。
Aと一緒になるつもりです。
なので、このタイミングでご挨拶させて頂こうと思いまして。」
村上さんからは聞いてたけど、目の前で言葉にしてる章大の眼差しが本当と証明しているようで涙が出そうになる。
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作者名：miyna
| 作成日時：2018年11月21日 22時
