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朝、少し寝てから新幹線で東京へ向かう。
駅まで迎えにいくと言われたけど、会ったら気持ちが先に爆発してしまいそうで家で待っててとお願いした。
東京に着いてその足で章大のマンションに向かう。
エントランスを抜けて、インターホンを鳴らすとドアが開き、セットもしてないボサボサの髪の毛にTシャツにパンツ姿の章大がいた。
その顔はどことなく疲れていて。
そんな時に無理やり東京に会いに来た自分を後悔した。
「おはよ。入り?」
「ありがとう。お邪魔します」
そう言って入ると前よりも生活感に溢れていて。
忙しくて何も出来ていないのが伺える。
その中でこの人はこまめに連絡してくれて。
2.3日1回は電話してくれて。
愛を形にしてくれてる事を痛感する。
今日は私がするんや。
自分の気持ち。
ちゃんと正直に話すんや。
そう思っていたら章大から抱きしめられた。
「今日、なんか話あるから来たんやんな?」
そう言いながら抱きしめる章大の腕は弱々しくて。
離れないように私からきつく抱きしめた。
「章大?聞いてくれる?」
「おん。」
「うちな、章大の事大好き。
多分今までもこれからもこれ以上に大切って思える人はおらへんと思う。
でもテレビでキラキラしてる章大も大好きやねん。
だから」
そこまで話すと、抱きしめていた身体が離れてまっすぐに見つめられる。
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作者名:miyna | 作成日時:2018年11月21日 22時