これからも一緒に(∞)2 (ページ15)

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村「そう言えば家は前の所か？」

「あ、そうです。摂津富田の近くです」

村「おっけ。ほな行こか」

そう言って車が走り出した。

村「ほんま2人とも似た者同士やわ笑」

「そうですか？」

村「そうですかやあらへんわ。もっと素直になったらこんなならへんねん笑」

「巻き込んですみません。。笑」

村「まぁでも昔に戻ったみたいやったからええわ笑」

「おばさんとのやり取り？」

そう言うと、八重歯を出して笑う村上さん。

その笑顔は昔よく見てた仏頂面とは程遠い、そしておそらくなら当時から変わらない可愛い笑顔。

当時は村上さんとこんな風に話せるとは思ってなかったのに。

今はとても安心してお話が出来る。

2人共大人になったからかな。

そうやって話してるうちに見慣れた景色が窓の外にうつっていく。

村「着いたでー」

「すみません。ありがとうございます。」

村「ちゃんとヤスと話せぇよ？」

「はい。あのー村上さん。」

村「どないした？」

「私、安田さんが好きです。だからこれからもそばにいたいと思ってます。でもその事で皆様にご迷惑をおかけしたり気を使わせてしまう事も多々出てくると思うんです。それでも。文句言われないくらい、他の方からも認められるくらい相応しい女性になります。だから、その間だけ見守って頂けますか？」

そう言う私をじっと見つめて。

村「さっきからええ言うてるやろ！何回も言わすな！笑」

と、頭をどつかれた。

村「ほんでその言葉は俺やなくヤスに言え！笑」

「そうですね笑
たいじくんにありがとうって伝えといて下さい笑」

そう言って挨拶をして車を降りた。

私の初恋の人は、仏頂面でいつも顔を合わせても会釈くらいしかしない人だった。

でも今、その人はメンバーの為に頑張ってて、責任感が強くて社交的で。
私の背中を笑顔で押してくれる。

今、あなたが初恋で良かったって心の底から思います。

本当にありがとう。