紅一点、私マネージャーになります！2 (ページ45)

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結局ご飯はお鍋にしよう！ってことになって準備をしている間に私が買出しに行くことになった。

あまり来たことのない地域のスーパー探し。携帯を取り出して近くのスーパーを調べていると

「あ、このスーパー比較的安いよね？ここいこ～。」

少し離れてるけど歩けない距離じゃないし、と思いしらない道に少しウキウキしながら歩いていく。
たまたま見えた公園で少しブランコに乗って、橋をゆっくりと水面を見ながら渡って。

こんなゆっくりした時間いいなぁなんて思ったら到着したスーパー。

かごを手にスーパーに行くとついつい色々見ちゃって、向井くんどんなのが好きかなぁ？なんて考えながら買い物してると手元にある携帯が鳴った。

「もしもし？」

向井「あ、神無さん？今どこっすか？」

「今買い物中～」

向井「え？まだ？どこいってるんすか」

「○○っていうスーパー」

向井「え？そんなとこまで？」

「ここ安くない？」

向井「わかります！僕もよくそこいくんすよ～！ってちゃいますやん！
そこまで歩いて行ったんですか？！」

「うん、お散歩がてらに」

向井「お散歩っていう時間ちゃいますやん！笑
ちょっと僕迎えに行くんで買い物終わってもそこおってくださいね！
というか買い物終わったら連絡下さい！」

「え？いいよ、帰れるし」

向井「もう遅いし危ないし、それに荷物も重たいでしょ？
僕車で迎えにいくんでちょっと待っとってください！」

さっきまで軽い感じで喋っていたのにちょっとシリアスな声になって
あ、心配させたんだなぁ。と少し反省する。

「わかった。じゃあお願いします。
あ！なにか食べたいものある？」

向井「なんでもいいっすよ！とりあえず今から向かいますね！」

そういって切れた電話。

いいのになぁ、あ、でもご飯遅くなっちゃうか。
でも泊まるし少し遅くなってもいいかな？
あ、それならなんか飲み物も買った方が・・・あれ？そういえば向井くんってお酒飲むのかな？

そうやって悩みながら買った食材は明らかに歩いて帰るには辛い量で、迎えに来てくれてよかった。と心から思った。