・ ページ24
目を開けると目の前に照の顔があった。
辺りは暗くてベッドサイドにある間接照明だけがふわっと光る。
軽く頭をあげたら私が枕にしていたのが照の腕だった事に気づくと同時に、上半身があげづらい事が後ろから回されてたふっかの腕のせいだということに気づく。
あぁ、私意識飛んじゃったんだ。
2人から愛を注がれた直後から今までの記憶がない事でたどり着いた答え。
いくらひっついていてもやっぱり裸だと少し寒くて照の腰に手を回すと、起きてるのか起きてないのか枕代わりの腕がピクっと動いた。
深澤｢ん、、｣
｢あ、ごめん、起こしちゃった｣
深澤｢いや、もっさんの腕が動いたから｣
そう言うふっかも私の延長線上で照の腕枕に乗っかっていたらしい。
岩本｢俺2人分の腕枕したの初めてなんだけど｣
いつから起きてたのかと思ったら大きな欠伸をして顔を擦る所を見るとほんとに今起きたばかりと言うのが伝わって来る。
深澤｢俺も腕枕されたの初めて｣
岩本｢結構重いよ？｣
｢だよね｣
岩本｢とりあえずさ、Aは風呂はいっておいで。着替えも置いてっから。俺らはもう入ったし｣
深澤｢大丈夫？立てる？｣
そう言いながら上半身を起こすと私の身体の下に腕を入れて起こそうとしてくれる。
｢ちょっとまって。｣
深澤｢あ、まだキツい？｣
｢そうじゃなくて。
見えちゃうのはやっぱりまだ恥ずかしい。。。｣
今は照の方に向いてるから辛うじて隠れているけど、起き上がったらさすがに見えてしまう。
岩本｢ねぇそれ狙ってる？｣
｢ん？？｣
深澤｢あのね、女の子の恥じらいって男は興奮するだけだから。もっかい襲っちゃうよ？｣
｢あ、、それは、、、｣
岩本｢ダメって言わなかったらマジでするよ？｣
そう言うと腕枕してる腕とは反対側の手で腰を引き寄せてきた。
｢だ、ダメっ！！｣
深澤｢、、、、っふっ、、ははははは！
大丈夫だよ、もうしねぇから。ほら向こう向いてっから。早く入ってきなさい。｣
そう言うとはいはい。と言いながら照の肩を押して扉とは反対側に身体を向ける。
その隙にそそくさとお風呂場まで行くと着替えが入ったカバンとこれを着なさい！と言わんばかりの男物のシャツ。
着替え持ってきたんだけどなぁ。。。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 771人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：miyna
| 作成日時：2021年11月11日 13時
