深澤side ページ39
基本的に女の子には俺の家は教えない。
だって俺アイドルだし、俺が求めてないのにさ
おうち行きたいなぁ。とか言われても迷惑じゃん?
女の子の頼みは断れない俺からするとそういうのは最初から避けておきたいわけよ。
なのにさ、今目の前にいるのは紛れもなく女の子で。
そしてここは紛れもなく俺の家。
A「ありがとう。これ」
そう言われて振り向くとそこには彼シャツ状態の彼女。
シャワーを浴びて化粧が落ちたせいか
あぁ、ほんとはこんな顔してたんだ。ってしみじみと見つめてしまう。
A「・・・なんかついてる?」
「いや、可愛いなぁって」
いきなり言うつもり無かったけど、なんか気づいたら言葉に出てしまっていた。
A「ふっ。笑 なにそれ。
いつもかあいいねぇ。とか言ってるのに。笑」
「なに?それ俺の真似?!」
A「いつもこんな感じでしょ?笑」
その笑顔は可愛いって思うのに、どこか遠慮気味に見えてしまって
「別に今強がんなくていいから。
吐き出しても俺受け止めるよ?」
その言葉にびっくりしたのか目をまん丸にする彼女。
A「大丈夫。」
「大丈夫かもしんないけど。俺にはそうは見えないし、何より女の子にあんな事する時点で見てた俺自身も気分悪いのよ。女の子って守ってあげるもんでしょ。」
そして何より自分自身に腹が立つ。
助けに行ってあげられたはずなのに、自分が芸能人ということを優先して庇ってあげられなかった。
なんのために男がいるんだって話だよねぇ。
そう言うとゆっくりと話出した彼女の内容は俺が思ってた以上に重いものだった。
454人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miyna(プロフ) - みー様、コメントありがとうございます!私の中の阿部ちゃんは実は男らしいイメージでして。笑。ご期待に添えるよう頑張ります!お読み頂きありがとうございます! (2021年6月27日 14時) (レス) id: 54c92b8d91 (このIDを非表示/違反報告)
みー - やる時はスマートな男あべちゃん。(あまりみないので嬉しいです♪)この後の展開も楽しみにしてます! (2021年6月27日 2時) (レス) id: 978894b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:miyna | 作成日時:2021年5月20日 21時