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阿部「あのさ、良かったら連絡先聞いてもいいかな?」



拭いてたカップを落としそうになった。



いつもカフェに来ては決まった場所、カウンターの端っこに座って勉強してる阿部さんから手招きされたと思ったらいきなり発せられた一言。



「えーっと。それって。私の?」




阿部「ふっ、それ以外誰がいるの?笑」




なんで?確かに私がいる日を聞いて通ってくれてる以上ある程度良くは思ってもらってると思ってたけど、それはあくまで店員としてだと思ってた。



だから、この状況がよくわからなくて




「あの、私、阿部さんファンです。今でも」



阿部「ありがとう」



「オタクが好きな人と知り合うって繋がるって言うんです」



阿部「うん、知ってるよ?」




「でもそれってあまり好意ある言葉じゃないし、オタクと繋がるなんて阿部さんが軽く見られちゃわないかと。。。」




阿部「・・・俺がAちゃんの事をファン以上に思っててもダメなのかな?」





「え?」




阿部「俺はただのファンの子って思ってないよ。
連絡先聞いた後言いたいこともあるし。」



その言葉と笑顔に鼓動が大きくなる。




阿部「今度さ、2人でご飯行かない?」




思考が追いつかずただただ頭の中でリロードを繰り返すが、どうも私の脳内は今は再起動しないとまともに動かないようだ。





阿部「結局連絡先聞く前に言っちゃったけど。笑
Aちゃんさえ良ければもう少しゆっくり話したいなぁって。ダメかな?」




「えーっと。あの。はい。//////」




阿部「めっちゃ顔真っ赤だよ。笑
俺も恥ずかしくなるから!笑」



人が少ない時間帯で良かったと心底思っていると
奥で片付けをしているお母さんが隙間からしっかりとこちらに目を向けているのが見えた。




阿部「じゃあはい。これ俺の連絡先。LINEは今交換しても大丈夫かな?」


そう言って自前のペンとメモにスラスラと書いて渡してくれた。


「はい、じゃあQRで。」



そう言ってサッと交換をした後



阿部「じゃあ俺いくね。また」



そう言っていつも通り詰め合わせを持って帰って行った。




・・・カッコイイ。

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miyna(プロフ) - みー様、コメントありがとうございます!私の中の阿部ちゃんは実は男らしいイメージでして。笑。ご期待に添えるよう頑張ります!お読み頂きありがとうございます! (2021年6月27日 14時) (レス) id: 54c92b8d91 (このIDを非表示/違反報告)
みー - やる時はスマートな男あべちゃん。(あまりみないので嬉しいです♪)この後の展開も楽しみにしてます! (2021年6月27日 2時) (レス) id: 978894b8a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:miyna | 作成日時:2021年5月20日 21時

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