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よし、よく保った私の精神。
近くで見た阿部さんはすごく綺麗な顔してて、目の前に立って気づいたのは思った以上に背が高い事。
数字では理解していた身長もリアルに目の前にするとこんなにも差があるのかと胸をざわめかせた。
まだまだ落ち着かない心臓を感じながらエレベーターを待っていると
「すみません!」
その言葉に振り向いた先には
阿部「あの、コーヒー、ありがとうございます。」
「え?は、はい!いえ!こちらこそありがとうございます!」
阿部「あれ、ビスコッティ。俺もまた、頼んでもいいですか?」
「え?あ、はい!是非!岩本さんもご注文されているので一緒に頼んでいただければ」
阿部「あの、お名前聞いていいですか?」
「え?」
阿部「いや、お店に電話する時に名前知ってた方が。
ってなんか変ですよね。笑」
少し硬い笑顔で頭の後ろを掻きながら話す阿部さんはたまにクイズ番組で見る仕草で見た事がある。
「Aです。母がやってるお店なので、下の名前の方がわかりやすいと思います。」
阿部「・・・ふふ。ありがとう。」
「良かったらまたお店にも来てください」
阿部「はい、今度よらせて頂きます」
いいタイミングで来たエレベーターに乗ろうとするとスっと扉をおさえてくれた。
「ありがとうございます。またご注文お待ちしてます。」
と笑顔でお辞儀をして頭をあげると阿部さんの耳が少し赤く見えた。
阿部「はい、ありがとう」
私が下のボタンを押すと同時におさえていた扉を離す。
最後まで阿部さんは私に笑顔を向けてくれていた。
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miyna(プロフ) - みー様、コメントありがとうございます!私の中の阿部ちゃんは実は男らしいイメージでして。笑。ご期待に添えるよう頑張ります!お読み頂きありがとうございます! (2021年6月27日 14時) (レス) id: 54c92b8d91 (このIDを非表示/違反報告)
みー - やる時はスマートな男あべちゃん。(あまりみないので嬉しいです♪)この後の展開も楽しみにしてます! (2021年6月27日 2時) (レス) id: 978894b8a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:miyna | 作成日時:2021年5月20日 21時