スノ×オタク=の化学反応2（仮）

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あの日から深澤さんはお店には来なくなった。




結構真剣に心配してくれたから、なんだかんだいい人なのかな？って思ったけど。
やっぱり身体目当てだったかぁ。と何となくため息をついてみる。


でも、



なんかしっくり来ない。




会った当日に腰を引き寄せて誘ったり。


それ以外にも近づいてくることもあったから軽く思われてるって思ったのは間違いないと思う。


でも後半の深澤さんに身体目当て。と言う言葉はやっぱりしっくり来ない。




だからって最近こないですね。



っていうメールをする程の中でもない。






まぁでも芸能人だし忙しいだろうし。
このままずっと来なかったら携帯からも連絡先を削除したらいい。




そのくらいにしか思ってなかった。




なのに。






｢・・・お待たせしました。｣





深澤｢お！ありがとうぅ。いやぁ俺もね？
これ美味しかったからさぁ｣




｢昼間の仕事は指名制度はありませんので！じゃあ｣




深澤｢ちょっとぉ！｣



岩本｢ふっか思いっきり振られてんじゃん。｣




ありえない。





〜2時間前〜





｢おはよお｣



母｢あ、おはよう！最近よくくるわねぇ。夜もあるんだから無理してこなくても｣



｢この仕事が好きだから。それにこっちも頑張ってさ、かずにぃが帰ってくる時にはもっと立派なお店にしとかないと！｣



母｢・・・ごめんね。｣




｢私が選んだの。それに、楽しいよ？この仕事｣




母｢Aもバリスタ目指してみる？｣




｢やめとく。笑
かずにぃとお母さんには絶対にかなわないもん。笑｣




母｢あ、今日もあそこ。配達お願い出来る？？｣




｢ん、いいよぉ。｣




母｢今日はビスコッティと一緒に15人分のコーヒーと2人分のオレンジジュース。｣



｢めっちゃ多いね｣



｢運んで欲しいところが2つあってね。
ひとつはいつものところ。
で、こっちが6階のD-2って書いてる楽屋さんだって。こっちには時間通りに届けてねぇ｣


楽屋？
ってことはどなたか芸能人の方かな？

みんな大概スタッフさんを通すのに珍しい。




母｢あんた芸能人に友達でもいるの？｣




その言葉の意味が最初んわからなかったけど。




今わかった。



こういうことか。

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