スノ×オタク=の化学反応2（仮）

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｢いいです｣




深澤｢よくない｣




｢大丈夫です｣




深澤｢大丈夫じゃないの！｣




お店を出た横の裏路地で2人で言い合いをしているこの不毛な時間。




〜10分前〜




深澤｢送るよ｣




｢結構です｣




深澤｢夜に1人で帰るなんて危ないでしょ｣




｢大丈夫です。いつもなんで｣




深澤｢大丈夫じゃないの！危ないの！｣




｢じゃあタクシーで帰ります。｣




深澤｢じゃあ俺が呼ぶからそれまで待ってて｣




｢1人で拾って帰れます｣




深澤｢だったら乗る所まで見送るから｣



｢そんな心配しなくても大丈夫です｣




深澤｢女の子1人じゃあぶねぇって。家まで送るとは言わねぇから。｣




｢でも2人で待っててもし撮られたらどうするんですか？｣



深澤｢だから裏路地いんじゃん。もうタクシー呼ぶから素直に送られて。マジで危ねぇから｣






からの現在。





最初は正直送り狼狙いかな？って思ったけど、見送るっていってる深澤さんは結構真剣な顔で。





｢わかりました。じゃあ私がタクシーよびますから。｣




深澤｢ダメ、俺が呼ぶから｣



｢別に呼ぶならどっちでも｣




深澤｢女の子は何もせずに横にいていいの。
俺が全部やってやるから｣



この言葉だけ聞いたら男尊女卑のように聞こえるが、深澤さんの顔や仕草はそんな感じは全くなくて。

女の子は守られるもの。男は守るもの。

っていう感じがひしひしと伝わってくる。




これがモテる理由か。



と告白されるのが当たり前になった彼のことが少しわかった気がした。

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