スノ×オタク＝の化学反応

目黒side ページ47

あれから舞台の稽古とかもあって全然会えなくて。



久々に早めに終わったらからAに電話して今から行くって伝えたのに、なんかテンションが低くて。



体調不良かな？

って心配したのに。




A｢歌舞伎ハズれた。｣



とソファでうつ伏せている彼女。




俺の心配返せ。




｢まぁまた来年あんじゃん｣




A｢違う！今まで毎年絶対行けてたの！皆勤賞だよ？！それなのに、、それなのにぃ。。｣



を今にも泣きそうな、というか泣いてるわ。



それはそうと、いつもとは少し違う雰囲気の部屋。



その原因の正体は



｢ねぇ、ところでさ｣




A｢グスッ、なにっ。｣




｢俺のグッズA飾ったっけ？｣




と言った瞬間物凄いスピードで振り返った。


と思ったらいきなり俺のグッズだけを片付けようとするA。



｢ちょちょ、なにしてんの？！｣




A｢片付ける！｣




｢なんでよ！俺嬉しいんだけど｣



A｢…ほんとに？｣



｢そりゃ嬉しいでしょ。なんで？｣




A｢彼女が彼氏のグッズ飾ってるなんて、、重いかなぁって思って｣



詳しく聞くと、どうも俺がいない間は俺のスペースがあってアクスタやらうちわやらが飾られてたらしい。


で、俺が来るとわかった瞬間いつも片付けてたけど、今日はショックのあまりそれを忘れたと。



だから佐久間くんのスペース無駄に広かったわけね。




目黒｢お前可愛すぎ｣



その夜はいつも以上に丁寧にAを愛した。

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