【番外編】柳蓮二誕生祭 ページ6
柳：……ん…
…朝か…
ピロリン♪
メールか…？
『To:助手へ
誕生日おめでとう。蓮二とテニスができて本当に嬉しい。もし時間があったら、一緒に特製ドリンクを作ろう。ところで、うちの青学のマネージャーのお姉さんが京都に戻って茶道の修行しに行くらしい。マネージャーが普段付き添っていたらしいが、今青学ではテニスの練習で手が離せないらしい。だから、代わりに行ってきてくれないかと頼まれたのだが俺も生憎忙しくてな…。すまないが、蓮二行ってはもらえないだろうか？茶道なら蓮二も好きだろう、ちょうどよい機会ではないだろうか。
From:博士より』
柳：京都…か…。久しく行っていないな…。
『To:博士へ
誕生日のお祝いありがとう。京都か…俺も久しく行っていないな。丁度いい機会だ、俺が行こう。その日程を教えてくれないか？いつまでに準備をしなければならないか知りたいのだが…。
From：助手より』
柳：…そういえば、清華愛菜先輩は時々京都へ茶道の修行をしに行くと聞いたな。茶室はやはり質素感があり、趣深い書院造のような様式なのだろうか…。
ピロリン♪
『To：助手
今日だそうだ。よろしく頼む。
From：博士』
柳：は？
今日だと…？
柳：今は朝の6：30か…よし…
急いで準備するとしよう
〜30分後〜
日帰りなのか？
ピロリン♪
『To：助手へ
すまない、京都茶道の修行は日帰りだということを伝え忘れていた。それと、青学のマネージャーのお姉さんが蓮二の家へ向かっているそうだ。
From：博士』
なんと…
柳：申し訳ないな…。
柳母：蓮二〜！朝御飯できてますよ〜！
朝御飯を食べに行かなくてはな…
柳母：蓮二、おはようございます。今日の朝御飯は焼き鮭がメインですよ。
柳：あぁ、ありがとう。
柳母：そういえば、今日は蓮二の誕生日でしたね。おめでとう。蓮二。
柳：ありがとう。
ピンポーン！
柳母：あら、誰かしら？
？：どうも。
柳母：もしかして清華愛菜さん？
愛菜：はい、そうです。あの、蓮二君いますでしょうか？
柳母：蓮二ですか？今、朝御飯を食べていますけれども…。
愛菜：あぁ、ごはん中でしたか。失礼しました。
柳母：いえいえ、お上がり下さい。玄関では何でしょうですから。
愛菜：ありがとうございます。
柳：愛菜先輩…！？
愛菜：少し早く来すぎてしまいましたか…？(笑)
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作者名：リヴ | 作成日時：2022年5月9日 18時
