笑うしかない(笑)Ⅰ【BTS】 (ページ34)

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Aside

『いやー最後のお客様が世界の防弾様だなんて。むしろ鼻が高いよ』

最後？？どういうことだろうか

JN「最後とか言うなよ！まだ閉園まで期間はあるんだろ？」

『うん。けどこんな郊外の遊園地なんて最近はほんとにめっきり人が来ないんだ

だから閉園するんだけどね…笑笑』

JN「けどほんとにお疲れ様。よく頑張ったよな」

『せめてあと少し、頑張るよ』

・・・そうだったんだ

この遊園地の係員の人たちみんな、明るい笑顔だけどどこか悲しそうな顔をしてた

アイドルになってから人の顔色に敏感だもん

それはこの遊園地が閉園するからなんだ

なんだか聞いたら駄目なことを聞いた気がして罪悪感を覚える一方

ヒョン達の悲しそうな顔を思い出すと胸が苦しくなった

JH「あ！A！探してたんだよ～？ユンギヒョンには会えた？」

そういえばホソクたちに何も言わずに飛び出してた

「・・・うん」

JH「？？そういえばさ、もういい時間だし記念に皆で写真撮りたいねって言ってたとこなんだけど」

スマホで時間を確認すると確かに夕方に近づいていた

JH「ユンギヒョンかジンヒョンに電話してくれない？」

ユンギヒョンとは色々あった手前、気が重たかった

「ジニヒョンに電話かけるから、ホソガはユンギヒョンにかけてくれる？」

JH「OK！」

電話をかけて何回かコール音が鳴るとヒョンの声がした

JN《んー、どうしたの？》

「皆と記念写真撮りたいんですが大丈夫ですか？」

JN《そっかもうこんな時間か。わかった、どこにいけばいいかあとでカトクしてーすぐ行くから》

「わかりました」とだけ声をかけて電話を切った