笑うしかない(笑)Ⅰ【BTS】 (ページ33)

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Aside

見られてしまった

ユンギヒョンに傷を

イラついてるようにみえて怖かったけど、ヒョンの表情を見ると悲しそうな、泣きそうな顔をしていることに気づいた

なんでだろうと純粋に思った

怒るのは分かる

グループに迷惑をかけるからだ

この傷が世間にバレたらなんてデマを書かれるか分からない

少なくともグループにマイナスなイメージがつく

だけど悲しむ意味は分からなかった

俺のようないてもいなくても同じの人間に、なんでそんな泣きそうな、悲しそうな表情を向けるのか理解が出来なかった

｢…、なんでヒョン泣きそうなの？｣

そう問いかけるとヒョンはハッと何かに気づいたような表情をした

その後少し何か考え込むようにして、俺に視線を向けた

SG｢いつか話せよ｣

｢え？｣

SG｢ソレ｣

そう指さしたのは俺の手首

それだけ言うとヒョンはまたどこかに去ってしまった

みんなに話さないでいてくれるということだろうか

そう思うことにした

再び1人になってもまたホソク達と同じテンションになれる気もせず

1人でブラブラと何も考えずに歩いた

ユンギヒョンの事や、

傷のこと

働かない頭でこれだけが大きく残っていた

話し声が聞こえてふと足を止める

目線の先にはジニヒョンとヒョンの友達なんだろうか

若くて眼鏡をかけた人がいた

JN｢ほんとに今日はありがとう。弟達も喜んでたよ｣

笑い合いながら話す2人

眼鏡をかけた人の一言に思わずびっくりした