43 :汚れずの好中球と質問攻め ページ44
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「クロさんに質問です！」
向かいのベンチに正座して、突然声をあげたドジっ子赤血球。
彼女の休憩と鉢合わせた僕は、なんやかんやで話をすることになったのだが。
飲もうとしていたお茶を下げて、思わず「はあ？」と口にしてしまった僕は何も悪くない、はず。
「クロさんの好きな食べ物ってなんですか？」
「いや待って、何で僕に質問？しかも何その質問の内容。...僕そこまで食べ物に執着してないから好きな食べ物とか存在しないし」
「そうなんですね！メモメモ...っと」
「あの、人の話聞いてる？あとそんな事メモしなくていいから」
僕の話そっちのけでメモに何かを書き込むドジっ子赤血球。言わずもがな僕との会話だろう。
「じゃあ次ですね、クロさんの好きなタイプはなんですか？」
メモ帳と僕を交互に見ながら質問してくる赤血球。
さてはそれカンペだな？予め用意してきてるな？
何処ぞのインタビューにでもされてるみたいで、気分が落ち着かない。
「...好きなタイプ、って言われても...好きになった人がタイプ...かな」
「なるほど〜、クロさんは意外とロマンチストなんですね」
「うるさい」
...いや待て、何で僕も僕でインタビュー紛いの質問攻めに答えてるんだ。
断ればいいじゃないか、そんな事してる暇がないって。
「あの、」
「それじゃあ次の質問です！」
断る隙も与えてくれない赤血球。それは意識してなのか偶然なのか。
前者だったら相当の手練だけど、赤血球の場合後者だろう。
それでも何か、してやられた感は否めないけれど。
「白血球さんの事、どう思ってますか？1146番、4989番、2048番、2626番さんの事です！」
...ん？
「...何でその4人限定？なにか意図でもあるの？」
「ふぇっ！？い、いやぁ、な、なな何も無いですよ！？ちょっと気になっただけで！」
明らかに挙動不審になるドジっ子赤血球。
嘘つくの下手だなあ...なんて事を考えながら、自分の顎を摩る。
...あれだな、そのメモのカンペは予めこの質問を僕にして、とあの4人の中の誰かが言ったんだな。
それを赤血球が実行に移しているってところかな。
何だろう。心底面倒臭くなってきた。
44 :汚れずの好中球と気付いた策略→←42 :笑って、1196番！<答え合わせ>
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海藍 - 凄い、、、 (5月21日 23時) (
レス) id: 34bd24184d (このIDを非表示/違反報告)
仁兎 - 鶴丸国永が出てニヤニヤしてしまった…えへへ (2020年7月12日 10時) (レス) id: 01ef15654f (このIDを非表示/違反報告)
まじかるれいん☆ - あああもう展開分かっちゃったふふふふ← (2018年12月30日 21時) (レス) id: 9a258b9a35 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空みや(プロフ) - ぷらんくとん。さん» コメントありがとうございます！楽しみにしていただきありがとうございます♪このあとの話もお楽しみに！ (2018年9月17日 22時) (レス) id: 7eb3a685bd (このIDを非表示/違反報告)
ぷらんくとん。 - 更新楽しみにしてます！ (2018年9月17日 11時) (レス) id: 4eb7efbf3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼空みや | 作成日時：2018年8月21日 3時
