声を失くした君。-TH- 3

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高校からの春休みの課題も終えて、新学期が始まる約二週間前




家でダラダラしていると、カトクの通知が鳴った







TH《Aー！

最近全然会えてなくて寂しい！
Aも寂しいよね！？ね！？！？》




「騒がしいなぁ 笑」



そう思っていると、続けてメッセージが送られてきた






TH《それで練習も落ち着いてきたし、Aの家族に挨拶がしたい》



「挨拶…」





そう



まだテヒョンは私の家族に挨拶をしていない





ジョングクくんとの練習が忙しくて、挨拶どころか私と会うことさえできてなかった




やっと、落ち着いたんだ…







《今度の日曜日、予定空けておくように伝えるね

テヒョンは日曜日でも大丈夫？》




そう送ってすぐに、テヒョンからメッセージがきた




TH《俺はAの家族に時間を合わせる！

じゃあ、今度の日曜日ね！》




テヒョンのメッセージに既読をつけ、テヒョンのことを伝えるためリビングに向かった







リビングでは、家族全員揃っていて日曜日のことを伝えるとみんな予定を空けてくれることになった





HS「ど、どうしよう…」


「何が？」


HS「初めてテヒョンくんに会う…

兄ちゃん嫌われたらどうしよう！？」


「大丈夫だよ 笑」





日曜日までまだ時間はあるのに、なぜか家族で一番緊張しているお兄ちゃん




それから数日後



初めて家族全員とテヒョンの対面の日がやってきた













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