駆け引き

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ジミンがつけたキスマが消えるまでは、男の家に泊まらずジミンのバーに泊まった



そりゃ、私だってジミンの所には泊まりたくない





でもジミンがつけたものなら話は別



キスマなんてつけられたら、面倒くさい




彼氏持ちって思われたら、男に逃げられやすい



キスマが消えるまでは、夜はただいつもの繁華街をブラブラするだけ






JM「夜もずっとこのバーにいたらいいのに」


「それはそれで暇なのよ」





そして今日も、いつもの格好でいつものように繁華街を出歩いた




「……」



なんか今日は、変わったことがありそうな予感







この前の3万円のおにーさんに会えないかなーなんて思いながら歩いていると


道のど真ん中だというのに、女の人だかりができていた





その中心にはかなり顔の整った男




その顔立ちから年上？かと思ったけど



「…あの子、多分年下ね」






そんなイケメンくんの周りを囲んでいるのは、汚いキャバ嬢たち




って、私も人のこと言えないか



なんて、自嘲気味に笑ってみるけどイケメンくんの状況は変わらない





「んー…」



面倒なことは嫌いだけど、ちょうど暇だったし助けてあげよっかな




女の人だかりの所に進んでいき、私は自然に声をかけた













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