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A「……いっだいっ!!!」



胡蝶「しょうがないじゃないですか」



と、にっこりと傷口に消毒をしてくれるしのぶちゃん。



……鬼だ。絶対鬼だよこの人。



胡蝶「……というか、またあなたはこんな怪我をして……」



A「えへへ」



胡蝶「えへへ、じゃないですよ。この傷がもう少し上だったら失明していたんですよ?
何度注意すれば良いんですか……まったく」



ため息をつくしのぶちゃんに私はちょっとほっこりした。



A「あ!そういえば、あの子、チャラ男くん平気だった?」



鬼狩りが終わったあと、彼は足を捻挫していたことが判明し、蝶屋敷までおぶって行ったのだ。



胡蝶「チャラ男くん…………ええ、軽い捻挫でしたのでまた明日から任務に行けるらしいですよ」



チャラ男くん……名前覚えられなくてごめん……



A「そっか、良かった〜」



私は安堵のため息をした。



肩の荷が外れたような気分だった。



胡蝶「ちなみにAさんはしばらくお休みです」



A「何言ってんのさ、私も明日から行くよ」

胡蝶「お休みです」







胡蝶「Aさん、ここ最近任務ばっかりだったでしょう。
お館様に尋ねて見たら次の柱合会議まで非番をくれるらしいですよ。せっかくだからゆっくり休んでください」



なんてこったい。しのぶちゃん。



気遣いめちゃめちゃありがたいけども。



こうなったらまたあの手を使うしか……



胡蝶「ちなみに休みの間に任務しようとか思わないでくださいね」



図 星 だ っ た 。



A「……ハイ」

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作者名:まーるーぅ | 作成日時:2020年1月15日 17時

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