お前と創る家庭に居りたい。【宮治】

日常4 ページ5

Aside








貴｢わぁ〜、す、すごい立派…｣








私達の結婚式の時も、まあ治が日本代表だからってこともあるけど、大きい式場で式を挙げた。




あの時は記者の人も沢山いて、余計に緊張したのが懐かしいくらいだ。




でも、流石、全日本人気ナンバーワン選手。




奥さんが、元ニュースキャスターの岸辺友香子さんなだけあって、大手企業メーカーの社長やら、有名人やら、財界のトップやらが沢山。




私が場違いなんじゃないかと不安になるくらい。








治｢A！｣






貴｢なに〜？｣








いきなり治に名前を呼ばれ、疑問に思いながら、駆け寄ると、








治｢今日は俺から離れんようにな。｣







貴｢え？｣








突然の忠告に戸惑っていると、








治｢俺の奥さんは、美人妻で有名やからな。変な虫がくっついてしもうたら困る。｣






貴｢っ！！/////｣








笑顔でイケメンな台詞を吐きながら、私の頭を撫でる治。





分かりました！と、返事をしたら、｢ツムの所は俺と悠叶が行くから、Aは心悠を連れて、友香子ちゃんの所行っといてくれ｣と言われたので、心悠を連れて、新婦の控え室へ。








貴｢ふぅ。｣






心｢？まま、はいらないの？｣





貴｢今入るよ！｣








治と侑を通して、何度か顔を合わせたことがあったが、ちゃんと1体1で話すのは初めてだ。







____________ｺﾝｺﾝ







友｢はーい、どーぞ｣







綺麗な声がして、入ると、ウェディングドレスに身を包んだ、友香子さんがいた。








貴｢この度はご結婚おめでとうございます！｣






友｢ありがと！Aちゃんだよね？これからも沢山会うことあるんだし、そんなにかしこまらなくて良いよ｣







素敵な笑顔で言われたので、遠慮せずそうすることにした。



しばらく友香子さんと、話していると会場の指示が入り、式場に移動した。



ちらりと見た侑君はとっても格好良くて、普段とは想像が付かないくらい素敵だった。←

日常5→←日常3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す