＊ 五 ページ6
ｺﾞｰﾝ
午前１時に鐘を鳴らした時計
僕はそれを聞き届けて自室を後にした
向かう先は談話室
ここ最近、夜中になれば談話室へと向かうことが日課になっていた
そこには決まって彼女がいた
月明かりと蝋燭に照らされた彼女
「 やあこんばんは、Aさん 」
『 あ、イライさんこんばんは 』
「 なかなか寝付けなくてね、困ったよ 」
『 ふふ、相棒さんが梟だからイライさんも夜行性になってしまったのかも 』
と、相棒の頭を撫でふわりと微笑む彼女のこの笑顔は僕しか知らない
彼女と会話を重ねる毎に心を許してくれたのか今ではたくさん話す仲になった
「 月が綺麗ですね 」
相変わらず話しかけるのは僕からだけど。
それでも構わない
『 ふふ、イライさんその言葉の意味を知ったらきっと驚きますね 』
「 え？ 」
『 " 月が綺麗ですね " って言葉は " あなたを愛しています " って意味なんですよ 』
「 えっ！？ 」
思わぬ事実に顔に熱が一気に集まるのが分かる
『 …私、教師をしてたって言ったじゃないですか
古典の教師をしていたんです 』
「 こてん…？ 」
『 あら、知らないんですね
んー…簡単に言うと昔の言葉、かな？ 』
「 昔の、言葉… 」
これは彼女との繋がりを持つチャンスなのではないか
直ぐにそう思った
僕は彼女の透き通った瞳を見つめた
「 そのこてんを…僕に教えてください 」
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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捺宮(プロフ) - 梨穏さん» ひぃうれしいですうれしすぎますがんばりますありがとうございます！！(;;) (2019年12月28日 1時) (
レス) id: 4152d6dd2d (このIDを非表示/違反報告)
梨穏 - ホントにこの小説好きなので戻ってきてくれてよかったです！！応援してます！更新頑張ってください(*^^*) (2019年12月22日 0時) (レス) id: 000340efc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：捺宮 | 作成日時：2019年9月3日 22時
