＊ 三 ページ4
はっ、と目が覚めたある日の夜中
時計に目をやると午前2時
変な時間に目が覚めたなぁ…
あの噂の新サバイバーが来てからはや数日経っていたけど相変わらず僕と彼女のなかには特になにもなかった
喉を潤しに食堂へ行こうと燭台を手に自室を出る
ふと扉が開いていた談話室に目がいった
そこは月明かりが差し込んでいて明るかったけど、それとは別に蝋燭の光も見えたのだ
こんな夜中に誰だろう、と好奇心には勝てず隙間からこっそり覗いてみる
そこには
噂の新サバイバー
ええとたしか…
そう、Aさんだ
しつこくナワーブくん達が言っていたのを思い出す
Aさんが本を読んでいた
その横顔はなんとも綺麗で
惹かれてしまう
月明かりに照らされ艶々と輝く黒髪
月明かりと蝋燭の灯火に照らされた顔は整っていて真剣に本を読む顔は綺麗の言葉以外合う言葉は見つからない
思わず扉を開き中に入ってしまった
『 …貴方はたしかイライさん 』
「 …名前、覚えてくれてるんですね 」
『 職業柄記憶力はいい方で… 』
「 そうですよね 」
『 はい 』
「 … 」
『 … 』
会話は長く続かず沈黙が流れた
嗚呼どうして僕は声を掛けたりしたんだ
ただ少し気になったから…
「 …いい夜を 」
『 イライさんも 』
「 おやすみなさい 」
『 おやすみなさい 』
そう言って軽く微笑んだ彼女に背を向けそそくさと部屋を後にした
そんな僕の顔は少し熱を帯びていた
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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捺宮(プロフ) - 梨穏さん» ひぃうれしいですうれしすぎますがんばりますありがとうございます！！(;;) (2019年12月28日 1時) (
レス) id: 4152d6dd2d (このIDを非表示/違反報告)
梨穏 - ホントにこの小説好きなので戻ってきてくれてよかったです！！応援してます！更新頑張ってください(*^^*) (2019年12月22日 0時) (レス) id: 000340efc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：捺宮 | 作成日時：2019年9月3日 22時
