恋と事件は紙一重？

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聞き直すとにユンヒさんは首をもげるくらい縦に降った

「306号室の奴だ！何をしてるかは知らんが､ドシンドシンって音が下に響いてきてるんだよ…ったく注意くらいしてくれよな…」

チャニさんの方を見ると「知らないよ」と言わんばかりに肩をあげている。これはこれで後で解決しよう


全員の取り調べが終わり住人たちを外に集めていると突然､ユンヒさんが声をあげた

「犯人はお前じゃないのか？！アイツと1番揉めてたのはお前だろ！」

そう叫びながらユンヒさんが指したのはウンサムさん
「アーシっ…私じゃないっつーの！そう言うオッサンだってこの前"笑い声がうるさい"とか文句言ってたじゃん！」

2人が口論を始めると今まで黙っていたスンリさんが呟くように言った

「そういえばウンサムさんの部屋の方から何か落ちるような音したような…」
「やっぱりこの女…！」


口論をよそに私は傍観していたヘランさんから306号室の鍵を受け取った


部屋へ入ると､どこか違和感を感じた───そうだ､やけに綺麗すぎるんだ。あるはずの机や棚などは1つもなく簡素な部屋にただポツンと置かれたロープのようなもの


「やっ､おい！家宅捜索は令状がないとできないんだよ！」

呆れながら入ってくるチャンビンにムカッとする

「別にものを漁ったりはしませんよ､入ってるだけです」
「じゃあただの不法侵入だ」

「あーもうほんとイライラする…なんな───



──の…」

ムシャクシャして天井を見上げたその時､ふと1本の柱が目に入ってくる。目を凝らしてよく見てみると

柱の一部分だけが細くすり減っているのが見えた


その瞬間､私の頭の中に走馬灯のごとく事件の記憶が流れ込んできた



‪‪‬元から柄の悪い人だったから､誰かと喧嘩でもしてるのかなって…



私ずっと家にいるから､あいつが帰って来た時歩いた音とかで分かるんだよね ‪‪‬



"306号室の奴は物音がうるさい"とか､"304の奴は態度が悪い"とよく言ってきてました




保育です。子供が好きで今保育士の資格を取るために朝まで勉強しています




306号室の奴だ！何をしてるかは知らんが､ドシンドシンって音が下に響いてきてるんだよ…ったく注意くらいしてくれよな…‬




「…あ」


「やー､何か見つけたのか？」





「私､犯人分かりました」

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