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「早速ですが、貴方は8時半から9時までの間何をしていましたか?」
ウンサムさんは私を指さすとめんどくさそうに口を開いた
「そこの子に言った通りよ、朝までゲームしてた。それで、8:30くらいに寝た」
手帳にメモするチャンビンを横目に質問をなげかけた
「ウンサムさん、あなた"306号室の人の足音はしなかった"って言ってましたよね。他の人の足音は聞きましたか?」
「他は聞いてないわ、だって私あんた達が来た頃にはもう寝てたもん。ったく…朝から起こされた挙句隣人が死んでるとか最悪ね」
聞いてはいないものの、やっぱり犯人は窓から逃げたに違いない。それにしても口の悪い人だなぁと思っていると、メモをとっていたチャンビンが突然顔を出した
「ちなみにやってたゲームは?」
「
「チンチャ?俺もやってます!」
嬉々として言うチャンビンに「それ今要ります?」と言わんばかりに視線を送ると「
「被害者と話した事は?」
「まぁ、何回か?指で数えられるくらいね。仲良いとかじゃなかったけど」
次に呼び出したのは303号室のハ・スンリさん。女性で容姿年齢は20から20代後半。最初にウンサムさんと同じ質問をするとおっとりした口調で答えた
「私は、刑事さんがノックするまで何も聞こえませんでした。ヘッドホンをしてたので…」
質問の答えにチャンビンが眉をひそめた
「そんなに大音量で聞いてたんですか?」
「はい、勉強の妨げにならないようにノイズキャンセリングしてて、このアパートの壁薄いし」
「ちなみに何の勉強とかって教えてもらえたりします?」
「保育です。子供が好きで今保育士の資格を取るために朝まで勉強しています」
「なるほど…」
「被害者と面識は?」
「外に出た時挨拶する程度です…いつも返して貰えませんが」
306号室の人が不在のため、最後に呼び出したのは301号室のパク・ユンヒさん。中年男性で気難しそうに見える
「私は刑事に叩き起こされるまでずっと寝ていたから何も知らないぞ」
「時間はとりません、寝る前に何か聞いたり、見たりしませんでしたか?」
「いいや何も」
「では、被害者と何かトラブルがあったとかは…」
「会うことすらほぼないんだから話したことなんてあるもんか。そんな事よりも、俺は上の部屋のやつをどうにかして欲しいよ」
悪態をつきながら話すユンヒさんに聞き直した
「上の部屋ですか?」
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七彩 - 返信ありがとうございます!雷蔵良いですよね!私は、ニコ推しです! (2月17日 22時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
みやねよ(プロフ) - 七彩さん» 投票ありがとうございます!詳しいという程ではありませんが好きな作品です!推しは雷蔵ちゃんです♡ (2月17日 22時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - みやねよさん、ライチ光クラブ知っているのですか?!私もライチ光クラブが大好きで漫画を全巻持ってるくらい好きなんです!なので、ライチ光クラブに投票させて頂きました! (2月17日 22時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
iuwfpd(プロフ) - みやねよさん» 教えてくださりありがとうございます!ワヲンというアカウントからフォロリクを送らせていただいたので、お暇な際に承認よろしくお願いします😌 (1月23日 19時) (レス) id: d7f5502d0b (このIDを非表示/違反報告)
みやねよ(プロフ) - 夜遅くに返信すみません!コメントありがとうございます。ホームページにTwitterのユーザーネームを書いているのでそちらから飛んで頂けると助かります! (1月22日 0時) (レス) id: a7351aa008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みやねよ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miyanestay2/
作成日時:2023年12月26日 4時