三十六振り ページ43
三分後
「嫌、嫌だ！お願いだ！殺さないでくれ!!」
呪詛師の体には、痣や傷が沢山あり、骨にはヒビが少し入っているところや折れているところがある。
『は？内蔵ほじくり出すぞ。
てか、呪術規定に反している時点で処刑されるんだよ。
つまり、呪詛師の奴等は殺されても良いと言っているのと、同じなんだよ』
「何で、同じなんだ」
『呪詛師になったら、処刑されるのは誰でも知っている事。知っているのに、呪詛師になったって事は処刑されても良いって言ってるのと同じだ。
という訳で、さよなら』
いつもと同じ様に、呪詛師の体の水分をチョチョイと消す。
『良し。次、行こう』
「はい！こちらです！」
天音さんにまたまた案内してもらい、次の階に行く。
上がると、すぐの所に呪詛師が居る。
「お前、裏切ったのか？チッ、天才様を殺せる可能性があるのは、お前だけなのによぉ」
『これ、雷斗？』
「はい。雷斗さんです」
『なら、天音さんの術式で寝かせてて』
「分かりました」
「え？ちょ、ま」
天音さんは術式を使い、雷斗を気絶させた。
登場してから、数秒で退場した雷斗君、可哀想〜！
『次だ、次』
「フッ、フフッ。はい。フフ」
めっちゃ笑ってる。
天音さんの笑いが止まらないまま、四階に上がり、とうとう最後の呪詛師。
『天音さん、此奴が最後の呪詛師だよね？先に行ってて』
「え？わ、分かりました」
天音さんは、呪詛師の脇を通り、奥の部屋に行く。
「A君。久し振り。覚えてる？凛だよ」
そう言った呪詛師が、俺に近づいてくる。
『……………近づくな』
「A君にそんな事言われたら、凛、悲しいなぁ」
この世界に、何でお前が居るんだ？
「凛、A君と会えて嬉しいよ！」
喋るな。さっきから、頭が痛いんだ。
「凛、A君と会うために、あの人達に協力したんだよ」
頭がフワフワする。………様な気がする？
「凛ね、まだ、A君の事好きなんだよ？」
俺は、嫌い。…………だと思う？
「A君は、凛の事……好き？」
『あ………え、あ……？』
「はーい、ストップゥ」
「家入様！お待ち下さい！」
「二人共待って！誰か！説明を!!」
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
トカ - (すいません、全くみんなが反応していないところに反応してしまいました) (2月2日 6時) (レス) @page50 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
トカ - え？ちょっっっとまて、50ねん？？？？？！！！！！それはちょっとじゃねえ！！！ちょっとじゃねえから！！！！ (2月1日 23時) (レス) @page17 id: e74bb02192 (このIDを非表示/違反報告)
yuuka(プロフ) - めちゃみてて楽しいです！余談なんですが、私の名前が結香なんです。で、結梨香さんが私の名前とめっちゃ似てたので人知れずテンション上がりました。これからも無理のない範囲で更新頑張ってください！ (2022年12月17日 4時) (レス) @page25 id: 20eb1e8e76 (このIDを非表示/違反報告)
神薙巫亜−かんなぎみあ−(プロフ) - どうか、どうか、どうか。夢主くん達の二年生の姿とそしてこの作品が長く見続けられますように。 (2022年4月9日 0時) (レス) id: ed67e433c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にいは | 作成日時：2022年2月25日 22時
