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緑谷「みんな･･･行動早いな･･･」
麗日「『うん･･･』」
緑谷「2人はどうする？僕はウエイトリストちょっと重めの欲しいんだけど･･･」
麗日「私は虫除け･･･」
お茶子ちゃんの動きが止まり、何かを思い出したかのように顔がだんだん赤くなっていく。
麗日「むっ、虫除けー！！」
うちといずっくんを払うように走っていった。
『私ら･･･』
緑谷「虫なのかな･･･？」
緑谷「せっかくみんなで来たのに、2人しか居なくなった･･･」
『しゃーない。一緒まわろ。ウエイトリストって手首に付ける重りみたいなやつやっけ？』
緑谷「うん。早風さんは何買うの？」
『うちは普通に着替え。えっと、トレーニング用品は･･･3階やね。その後4階でうちの買い物付き合うてもろてええ？』
緑谷「もちろん！」
「うわ、雄英の人だ。すげ」
確かにその声は右から聞こえたはずなのに
声の主は左から訪れ、いずっくんの肩に腕を回した。
「サインくれよ。確か体育祭でボロボロんなってた奴だよなあ？」
緑谷「は、はい･･･」
すげーな雄英。
やっぱ沢山の人に見られて覚えられとるんやなあ。
「んで確か、保須事件の時にヒーロー殺しと遭遇したんだっけ。すげーよな」
『よくご存知で。うちらそろそろ行きたいんで腕、離してもらってええです？』
ファンやとしてもしつこ過ぎるし普通に無理。
『そんじゃ、失礼しまー･･･』
そいつはうちの言葉を遮って話し続けた。
「いやほんとに信じられないぜ。こんなとこで
やっと気付いた。こいつは死柄木だ。
動きを止め･･･
･･･たかったが、死柄木がいやにしっかり目を見て話すから心の中を見透かされてるような気がして。
心の中で個性を唱えようとしているのがバレてる気がして。
うちはビビってしまった。
そいつの動きを止めることが出来なかった。
死柄木「ここまで来ると何かあるんじゃって思うよ。運命･･･因縁めいたもんが。
まあでも、お前らにとっては雄英襲撃以来になるか･･･
お茶でもしようか。緑谷出久、早風A」
いずっくんはたった今気付いたみたいだ。
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作者名：あんころもち x他1人 | 作成日時：2020年10月12日 15時
