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芦戸「みんなっ、合宿の土産話、楽しみにしてるっ、から･･･」
『三奈泣かんで〜』
緑谷「まだわかんないよ！どんでん返しがあるかもしれないよ！」
瀬呂「よせ緑谷。それ口にしたら無くなるパターンだ」
上鳴「･･･試験で赤点とったら林間合宿行けずに補習地獄･･･そして俺たちは実技クリアはしたものの囮すらままならず･･･これでまだ分からんのなら貴様の偏差値は猿以下だァ！！」
緑谷「ギャー！！」
瀬呂「落ち着け長ぇ。目潰しやめたれ。
わかんねえのは俺もさ。峰田のおかげでクリアしたけど寝てただけだ。とにかく、採点基準が明かされてない以上は･･･」
上鳴「同情するならなんかもう色々くれ！！」
相澤「予鈴が鳴ったら席に着け」
先生が扉を開けながら一言放つだけで教室は静まり返る。
相澤「おはよう。今回の期末テストだが残念ながら赤点が出た。従って林間合宿は･･･
全員行きます！」
「『どんでん返しだぁ！！』」
切島「行っていいんすか俺ら！！」
芦戸「ほんとに･･･？！」
相澤「ああ。赤点者だが、筆記の方は0。実技で切島、上鳴、芦戸、砂藤、あと瀬呂が赤点だ」
瀬呂「げっ！やっぱり･･･確かにクリアしたら合格とは言ってなかったもんなあ･･･」
相澤「今回の試験、我々ヴィラン側は生徒に勝ち筋を残しつつどう課題と向き合うかを見るよう動いた。でなければ課題云々の前に詰むやつばかりだったろうからな」
尾白「本気で叩き潰すと仰っていたのは･･･」
相澤「追い込むためさ。そもそも林間合宿は強化合宿だ。赤点取ったやつこそここで力をつけてもらわなきゃならん。
合理的虚偽ってやつさ」
ニンマリと笑いながら言う先生。
「『合理的虚偽ィ？！』」
赤点5人組はおもむろに立ち上がりわあいと踊り始めた。
飯田「またしてもやられた･･･さすが雄英だ！
しかし2度も虚偽を重ねられると信頼に揺らぎが生じるかと！！」
麗日「わあ、水刺す飯田くん」
相澤「確かにな。顧みるよ。ただ全部嘘ってわけじゃない。赤点は赤点だ。お前らには別途に補習時間を設けてる。ぶっちゃけ学校に残っての補習よりキツイからな。」
まあせやろなあ･･･w
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作者名：あんころもち x他1人 | 作成日時：2020年10月12日 15時
