【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや3 (ページ4)

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で、昇ったは良いものの校長がどこにおるかわからんなら個性の使いようがないやん･･･

勉強は出来ても頭の回転が遅いんですうち。

そや、いっそフィールドごと止めてみるか。

イメージ･･･フィールドにバリアが張られた感じなんかな。

フィールドに覆い被さる半球をイメージする。

しばらくして、続いていた崩壊の連鎖の音が止んだ。

クレーンの下の監視カメラを覗き込む。

校長の声がせん･･･！

鉄球が当たっていたタンクの近くに行く。

崩壊の連鎖の先端では弾け飛んだ欠片が空中に浮いていた。

校長の動きを封じたことよりも初めての挑戦で成功した事の方が嬉しかったため、うちは三奈、電気を忘れて固まる校長に鼻歌を歌いながらカフスを付けた。

･

『いやー･･･2人ともすまん･･･』

演習後、芦戸、上鳴の前に正座している。

上鳴「いきなり止めるとかないわー！」

芦戸「私たち忘れて楽しそうにカフスかけてるんだもん！」

『すんません･･･』

上鳴「まあ俺らが役に立てなかったのも事実なんだよな･･･」

芦戸「もし不合格だったら･･･」

芦･上「「はああ･･･」」

『悪かったって！』

･

三奈と電気から説教を受けている時

「1年A組期末テスト演習試験の全演習終了」

アナウンスが鳴った。

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色々なことがあった。

自分の弱さを知り、1歩進んだ人

ヒーローに必要なものを教えられた人

高い壁に阻まれた人

自分の無力さを知った人

新たな目標に向けて進む人

悲喜交々の中、期末試験は終了した。