【ヒロアカ】早すぎんねんちょお待てや3 (ページ30)

今日:18 hit、昨日:4 hit、合計:11,094 hit

130 ページ30

左には崖があり右も断崖絶壁、落ちたら即死レベルの高さだ。

緑谷「お腹空いたよね。これ食べなよ、カレー」

洸汰「てめぇら、何故ここが･･･！」

『足跡追って来た』

緑谷「ごめんね。それでご飯たべないのかなー、と」

洸汰「いいよ。いらねーよ。言ったろ、つるむ気などねえ。俺の秘密基地から出てけ」

『へえ、秘密基地かー』

洸汰「･･･個性を伸ばすとか張り切っちゃってさ。気味わりぃ。そんなにひけらかしたいのかよ、力を」

その時、暗い面持ちでいずっくんが口を開いた。

･

緑谷「･･･君の両親さ、ひょっとして水の個性のウォーターホース？」

･

『え･･･？』

ウォーターホース。少し前に殉職したとニュースで見た。

夫婦揃って仲睦まじく活動している写真を見て、微笑ましく思った記憶がある。

洸汰「っ、マンダレイから･･･！」

緑谷「あ、いや、あの、ごめん。うん。なんか流れで聞いちゃって情報的にそうかなって」

『あれはうちでも覚えとる。事情を知らんうちから見てもきついニュースやった』

洸汰「･･･うるせえよ。頭イカれてるよみんな。バカみたいにヒーローとかヴィランとか言っちゃって殺し合って、個性とか言っちゃって･･･！ひけらかしてるからそうなるんだよ、バカ･･･」

その一言に、少しイラッとした。